2次試験 事例II(マーケティング)の解き方|ターゲットと差別化を明確に

2次試験の事例IIは、マーケティング・流通戦略をテーマにした事例問題です。社員数10名前後の小規模な飲食店・小売店・サービス業が舞台となることが多く、「どのお客様に」「何を」「どうやって届けるか」を問われます。

事例IIの基本情報

  • テーマ: マーケティング・流通戦略
  • 典型的な企業: 社員数5〜30名の小規模企業(飲食・小売・観光・地場産業)
  • 時間: 80分
  • 特徴: 4事例の中で与件文が最長になりやすい

頻出論点トップ5

論点 典型的な問われ方
ターゲット顧客の設定 新たなターゲット層とその理由
差別化戦略 競合との差別化ポイントの明確化
新製品・新サービス 追加すべき商品・サービスの提案
デジタル活用 SNS・EC・アプリ活用の提案
地域連携 他の地域企業との協力による相乗効果

事例II攻略の最重要原則:ターゲットを必ず明記する

事例IIの設問で「施策を提案せよ」と問われたとき、誰に向けた施策かを必ず最初に明記することが採点上重要です。「〇〇という顧客層に対して、〜を行う」という形式が基本です。

採点者が確認するポイント:

  • ターゲット顧客が与件文の情報から適切に設定されているか
  • 施策がターゲットのニーズに合っているか
  • 企業の強みを活かした提案になっているか

正解を導く4ステップ

ステップ1: 与件文でSTP情報を整理する

与件文を読みながら、現在の顧客層・競合の状況・自社の強みを整理します。

  • S(セグメント): どんな顧客層が存在するか
  • T(ターゲット): 企業が狙うべき顧客層
  • P(ポジショニング): 競合と比べて何が違うか

ステップ2: 与件文外の情報は使わない

「この業種ならSNSを使うべき」という自分の常識で答えると減点になります。提案する施策の根拠は必ず与件文の中に見つけましょう。

ステップ3: 4Pの視点で施策を整理する

施策を「製品・価格・流通・プロモーション」の観点で整理すると漏れが防げます。

ステップ4: 設問間で一貫性を保つ

設問1で「高齢者向け」と方向性を決めたら、設問2・3の施策も高齢者に向けた内容にします。設問間でターゲットが変わると大幅な減点になります。

地域性・中小企業らしさを意識する

事例IIの提案は、大企業が実施するような大規模施策ではなく、小規模企業がリソースの範囲でできる現実的な施策を提案することが重要です。地域との連携・地元食材の活用・常連客との関係強化など、中小企業らしい視点が評価されます。

まとめ

  • 事例IIはマーケティング戦略。小規模企業が典型的な舞台
  • 施策提案では「誰に(ターゲット)」を必ず最初に明記する
  • 与件文の外から情報を持ち込まず、与件文ベースで答える
  • 設問間でターゲットや方向性の一貫性を維持する