1次試験7科目の難易度ランキング|合格率データで見る攻略順

中小企業診断士1次試験の7科目は、難易度に大きな差があります。過去8年間の平均合格率データを基に、科目ごとの難しさと攻略の優先順位を整理しました。

科目別合格率ランキング(難しい順)

順位 科目 平均合格率 特徴
1位(最難) 財務・会計 13.5% 計算問題多・2次直結
2位 経営法務 15.5% 毎年難化・法知識ゼロからは特に困難
3位 中小企業経営・政策 15.0% 最新白書が必須・直前詰め込みが有効
4位 経済学・経済政策 18.7% グラフ問題で差がつく
5位 経営情報システム 18.5% IT知識で有利・変動が大きい
6位 運営管理 17.8% 生産管理+販売管理の2本柱
7位(比較的易) 企業経営理論 20.9% 範囲は広いが合格率は最も高い

各科目の特徴と攻略ポイント

財務・会計(最難関・最重要)

貸借対照表・損益計算書などの財務諸表の読み方と計算問題が中心。難しいうえに、2次試験の事例IVに直結するため学習時間を最も多く配分すべき科目です。簿記3級レベルの基礎から固めると効率的です。

経営法務(難化傾向)

会社法・知的財産法・民法など企業活動に関わる法知識が出題されます。毎年難化傾向があり、15%を下回る年も珍しくありません。法律系の素養がない方には特に苦労する科目です。

中小企業経営・政策

毎年発行される「中小企業白書」の内容と、国の施策・補助金制度が出題範囲です。内容が毎年更新されるため最新情報への対応が必要ですが、直前期の詰め込みが比較的効く科目でもあります。

経済学・経済政策

ミクロ・マクロ経済学のグラフ問題が中心。理論を図で理解できれば安定して得点できます。

経営情報システム

ITの基礎知識(ハード・ソフト・DB・セキュリティ)と経営情報管理が出題。ITパスポートを保有しているエンジニアには有利な科目です。

運営管理

生産管理(工場の仕組み)と店舗・販売管理の2分野。2次試験の事例IIIに直結します。

企業経営理論

経営戦略・組織・マーケティングの3分野。出題範囲は広いですが、合格率は7科目中で最も高く、2次事例I・IIの基礎になります。

効率的な攻略順

  1. 財務・会計(最初に着手・最も時間をかける)
  2. 企業経営理論(2次試験の土台として早めに固める)
  3. 運営管理(2次事例IIIのため)
  4. 経済学・経済政策
  5. 経営情報システム
  6. 経営法務
  7. 中小企業経営・政策(直前期の詰め込みが有効)

まとめ

  • 最難関は財務・会計(13.5%)。最も時間を配分すべき
  • 経営法務・中小企業経営政策も難易度が高い
  • 企業経営理論は最も合格率が高く、2次試験の基礎にもなる
  • 科目の特性に合わせた攻略順と時間配分が重要