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経済学・経済政策令和7年度第15問 設問2

令和7年度 第15問 設問2 解説

問題文

企業の短期費用曲線に関連して、下記の設問に答えよ。 下図は、ある財を生産する企業の限界費用曲線MC と当該財の価格P を表し ている。 この図に関する記述の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から 選べ。 a 生産量がQ2 のときの総収入は、⑵と⑷を合わせたものである。 b 生産量がQ2 のときの固定費用と利潤の合計は、⑴と⑶を合わせたものである。 c 生産量をQ2 からQ1 に減らすと、固定費用は⑷の分だけ減少する。 d 生産量をQ2 からQ3 に増やすと、⑸の分だけ追加的な損失が発生する。

問題の図

図は問題冊子から転載しています。画像を押すと拡大して見られます。

アa と b
イa と c
ウb と c
エb と d正解
オc と d

解説

本問は、限界費用曲線MCと価格線Pの関係から、総収入・固定費用・利潤・損失を面積として正しく識別できるかを問うものです。正解はエ(bとd)です。bは、価格Pの水平線とMC曲線に囲まれた面積の組み合わせが、固定費用と利潤の合計(つまり価格×数量から可変費用を差し引いた部分)を正しく表しているため妥当です。dは、利潤最大化点であるQ2からQ3へ生産を増やすと、その区間ではMCがPを上回るため、追加的な費用が追加的な収入を超え、その差の面積分だけ損失が発生するという説明が正しく成立します。 一方、aは総収入の面積の取り方が誤りで、総収入はあくまで価格×数量の長方形全体で表されるべきところ、異なる面積の組み合わせになっています。cは、固定費用は生産量の増減にかかわらず常に一定であるという基本原則に反しており、誤りです。 覚え方としては、①固定費用は数量に依存せず不変である、②総収入は必ず価格×数量の長方形になる、③利潤最大化点(MC=P)から外れると、その乖離部分の面積が追加的利益または損失になる、という3点を軸に面積を切り分けると迷いにくくなります。

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