企業経営理論令和6年度第13問
令和6年度 第13問 解説
問題文
熟達した起業家にみられる意思決定の様式とされるエフェクチュエーションに即 した行動に関する記述として、最も不適切なものはどれか。
ア既存の製品を製造する時に使用していた温水に着眼し、その温水を利用してイ チゴのハウス栽培を始めた。
イ新規店舗を開設する際に、目標店舗数を設定するのではなく、許容できる損失 額を重視して、段階的に店舗数を増やしていった。
ウ大災害が起こったことによって大きな被害を受けたが、新聞報道などで被災地 に注目が集まったことを利用して、自社製品の広告に力を入れた。
エ他国で戦争が勃発し、エネルギー価格の変動が見込まれるため、過去20年分 のデータを精査して、来年度の利益目標を立てた。正解
オ発売した新製品に対してある顧客からクレームを受けたが、その顧客に製品改 良のための活動に参加してもらい、製品の品質向上を図った。
解説
エフェクチュエーションは熟達起業家の意思決定様式で、①手持ちの手段から出発、②許容損失の重視、③偶発的事象の活用、④利害関係者との協働(クレイジーキルト)を特徴とする。エ不適切:過去20年データを精査して利益目標を立てる行動はコーゼーション(目標から手段を逆算する計画的思考)であり、エフェクチュエーションとは逆の意思決定様式。
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