中小企業経営・政策令和5年度第22問 設問2
令和5年度 第22問 設問2 解説
問題文
次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。 高度化事業では、工場団地・卸団地、ショッピングセンター等の整備、商店街の アーケード・カラー舗装等の整備などを行う中小企業組合等に対して、 A と中小企業基盤整備機構が協調して B の貸付けを行う。貸付けに際して は、事前に事業計画について専門的な立場から診断・助言を行う。 高度化事業の貸付条件などに関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア貸付割合は原則として50 %以内、貸付期間は10 年以内である。
イ貸付割合は原則として50 %以内、貸付期間は20 年以内である。
ウ貸付割合は原則として80 %以内、貸付期間は10 年以内である。
エ貸付割合は原則として80 %以内、貸付期間は20 年以内である。正解
解説
高度化事業は、都道府県と中小企業基盤整備機構が協調して長期・低利の資金を貸し付ける制度であり、貸付割合は原則として80%以内、貸付期間は20年以内とされている。これは高度化事業が工場団地や卸団地、商店街のアーケード整備など、投資規模が大きく回収に長期間を要する事業を対象としているため、借り手の負担を軽減する目的で高い貸付割合と長期の返済期間が設定されているためである。したがって正解はエとなる。ア・イ・ウはいずれも貸付割合または貸付期間の数値が実際の制度内容と異なっており、特に貸付割合を50%とする記述は、高度化事業ではなく一般的な政策金融における貸付条件と混同しやすい点に注意が必要である。覚え方としては「高度化事業=ハイリスク・大規模投資を支援する制度だからこそ、貸付割合も期間も手厚い(80%・20年)」とセットで記憶すると、他の中小企業向け融資制度との数値の混同を防ぎやすい。
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