令和6年度 第2問 設問1 解説
問題文
次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。 中小企業庁は、「中小企業白書2023 年版」において、総務省・経済産業省「平成 28 年経済センサス-活動調査」に基づき、企業規模別の企業数(民営、非一次産業、 2016 年)を公表している。また、令和5年12 月には、総務省・経済産業省「令和3 年経済センサス-活動調査」に基づき、企業規模別の企業数(民営、非一次産業、 2021 年)を公表している。 総務省・経済産業省「平成28 年経済センサス-活動調査」に基づき、小規模企業 について見る。 小規模企業の企業数は、全企業の約 A %を占めている。小規模企業を、 個人事業者と会社別に見た場合、個人事業者数は小規模企業数全体の B 割 を超えている。 小規模企業の付加価値額は、全企業の約 C %を占めている。また、小 規模企業の付加価値額を見た場合、業種によって異なっていることが分かる。 なお、企業数は会社数と個人事業者数の合計とする。企業規模区分は中小企業基 本法に準ずるものとする。 文中の空欄A~Cに入る数値の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。
解説
正解はウです。中小企業白書2023年版が示す平成28年経済センサス-活動調査によれば、小規模企業は全企業数の約85%を占め、企業規模区分の中で圧倒的多数を占めています。さらに小規模企業のうち個人事業者数は全体の5割を超えており、会社形態よりも個人事業者の方が多いという特徴があります。一方、小規模企業が生み出す付加価値額は全企業の約14%にとどまり、企業数の多さに比べて経済的な付加価値の割合は小さいことが分かります。この「企業数は多いが付加価値は少ない」という対比が中小企業白書の重要な論点です。 他の選択肢は、Aを75%とする点(ア・イ)が誤りで、これは中規模企業を含めた中小企業全体の割合と混同しやすい数値です。またBを7割とする点(イ・エ・オ)も誤りで、正しくは5割超です。Cを24%とする点(ア・オ)も誤りです。 覚え方としては「企業数の85%が小規模、しかし付加価値は14%」という数字のギャップをセットで押さえ、個人事業者は小規模企業の過半数(5割超)という点を区別して記憶すると混同を防げます。
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