ロゴ
経済学・経済政策令和4年度第3問

令和4年度 第3問 解説

問題文

国民経済計算の考え方に関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア生き物である乳牛や果樹などの動植物の価値は、GDPの計算に算入されない。
イ国民経済計算における国民の概念は、当該国の居住者を対象とする概念であ り、GDPの計算上は国籍によって判断される。
ウ山林の土地の価値は、土地に定着するものとして、民有林の立木の評価額を含 む。
エ消費者としての家計が住宅や自動車を購入すると、耐久消費財の最終消費支出 となり、総固定資本形成に計上される。
オ持ち家の帰属家賃や農家の自家消費は、市場において対価の支払いを伴う取引 が実際に行われているわけではないが、家計最終消費支出に含まれる。正解

解説

国民経済計算のポイント:ア)乳牛・果樹等の生物資源は2016年基準改訂でGDPに算入される→誤。イ)GDPは居住者ベース(国籍ではなく居住地)で判断→誤。ウ)山林の土地評価は立木を含まない(立木は別途評価)→誤。エ)家計の住宅購入は総固定資本形成(住宅投資)に計上され、自動車は耐久消費財の最終消費支出となる(住宅と自動車を同一扱いしている点が誤り)。オ)持ち家の帰属家賃(自分の家に住んでいる場合の仮想的な家賃)や農家の自家消費は、実際の市場取引がなくても家計最終消費支出に含まれる→正。

この問題を実際に解いてみる

プレミアム会員は年度別・科目別演習が無制限

演習を始める