令和7年度 第4問 設問2 解説
問題文
次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。 中小企業庁「令和5年中小企業実態基本調査(令和4年度決算実績)」に基づき、 中小企業(法人企業)の売上高経常利益率と自己資本比率を見ると、全業種平均の 売上高経常利益率は、6%を A 。全業種平均の自己資本比率は、25 %を B 。 また、中小企業(法人企業)の売上高経常利益率と自己資本比率は、業種によって 違いがあることが分かる。 文中の下線部に関して、中小企業庁「令和5年中小企業実態基本調査(令和4年 度決算実績)」に基づき、小売業、宿泊業・飲食サービス業、製造業についてそれ ぞれ比較した場合の記述として、最も適切なものはどれか。
解説
正解の理由 中小企業庁「令和5年中小企業実態基本調査」(令和4年度決算実績)によれば、製造業は売上高経常利益率・自己資本比率ともに中小企業の業種の中では高水準にある一方、小売業はいずれの指標も製造業を下回る。したがって、選択肢アの「小売業では、売上高経常利益率、自己資本比率とも製造業を下回っている」は正しい記述となる。 誤りの選択肢について イは自己資本比率について小売業が宿泊業・飲食サービス業を下回るとしているが、実際は小売業の方が高く誤り。ウとオは、宿泊業・飲食サービス業の自己資本比率が製造業を上回るとしているが、実際は宿泊業・飲食サービス業が最も低い水準にあるため誤り。エは自己資本比率について製造業が小売業を下回るとしているが、実際は製造業の方が高いため誤りである。 判断の手順・覚え方 業種別の水準は、おおむね「製造業>小売業>宿泊業・飲食サービス業」という序列になっていると押さえておくと、売上高経常利益率・自己資本比率のどちらの比較問題でも迷わず判断できる。特に宿泊業・飲食サービス業は装置産業的性格や借入依存度の高さから自己資本比率が低くなりやすい点も合わせて覚えておくとよい。
この問題を実際に解いてみる
プレミアム会員は年度別・科目別演習が無制限