ソフトウェア
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プレミアムで見る応用ソフトウェアは、利用者が目的を果たすために直接触るソフトウェアです。文書を作る、数値を集計する、発表資料をまとめる——どれも「コンピュータに何をさせたいか」という人間側の目的から名前が付いています。この節では応用ソフトウェアの分類をひととおり押さえたうえで、試験でもっとも具体的に問われる表計算ソフトウェアを掘り下げます。相対参照と絶対参照の違いは、令和元年度の本試験で計算式そのものを答えさせる形で出題されました。$記号をどこに付けるかを、その場で組み立てられるところまで持っていきましょう。
簡単にいうと
応用ソフトウェアは「みんなが使うもの」と「その業務専用のもの」の2つに分かれるだけ!この分け方は、あとで出てくるパッケージソフトと自社開発の話にもつながるよ。
① 応用ソフトウェアとは
応用ソフトウェア(アプリケーションソフトウェア)は、ワープロや表計算、給与計算や販売管理ソフトなど、多目的または特定の目的のために設計されたソフトウェアです。
応用ソフトウェアは、基本ソフトウェアやミドルウェアの機能を呼び出しながら処理を実行します。自分でCPUの割り当てを決めたり、ディスクの番地を管理したりはしません。そうした土台はOSに任せ、自分は業務そのものに集中します。
応用ソフトウェアは、共通応用ソフトウェアと個別応用ソフトウェアに分類されます。
② 共通応用ソフトウェア
文書作成ソフトウェアや表計算ソフトウェア、オーサリングツールなど、多目的に利用されるソフトウェアです。業種を問わず使われる、いわば汎用品です。
| 名称 | 内容 |
|---|---|
| プレゼンテーションソフト | 発表の場などで使用する資料を、スライド形式で作成するソフトウェア。代表例として、米マイクロソフト社の「PowerPoint」がある |
| グループウェア | 組織において、共同作業を支援するためのソフトウェア。機能として、電子メール、電子掲示板、スケジュール管理、ワークフロー管理などがある |
具体例
同じ「集計」でも道具が違う——3つの選択肢
月次の売上集計をしたい、という要望に対して、どの応用ソフトウェアを使うべきかを考えてみましょう。
| 手段 | 分類 | 向いている場面 | 向かない場面 |
|---|---|---|---|
| 表計算ソフト | 共通応用ソフトウェア | 少人数、その場限り、形が毎回変わる集計 | 複数人が同時に更新する、履歴を残したい |
| 販売管理パッケージ | 個別応用ソフトウェア | 定型的な販売業務、伝票と連動した集計 | 自社固有のやり方に合わせたい |
| 自社開発システム | 個別応用ソフトウェア |

応用ソフトウェアの分類
試験のポイント
簡単にいうと
セル、行、列——毎日使っている人ほど、言葉の定義があやふやだったりする。横が行で縦が列。ここを取り違えると、問題文の意味が分からなくなるよ!
① 表計算ソフトウェアとは
表計算ソフトウェアは、2次元の表形式で数値計算やグラフ作成などを行うソフトウェアです。
表計算ソフトウェアでは、ワークシートとよばれる2次元の表を1つの作業領域とします。
② セル・行・列
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| セル | 個々のマス目 |
簡単にいうと
式をコピーすると、参照先が勝手にずれる。これが相対参照。ずらしたくないところにを付けるかは「下にコピーするか、右にコピーするか」で決まるよ!
① 相対参照
表計算ソフトウェアでは、あるセルの内容を他の場所に複写(コピー)することができます。計算式を複写する場合、セル参照部分の行番号や列番号は複写に合わせ自動的に変更されます。このような、セルの参照指定のことを相対参照といいます。
例
セルD2に「=B2*C2」と入力し、D2をD3〜D4に複写すると、
| セル |
|---|
簡単にいうと
関数はペアで覚えるのが一番ラク!SUMとSUMIF、COUNTとCOUNTIF、AVERAGEとAVERAGEIF——後ろにIFが付くと「条件に合うものだけ」になるだけなんだ。
① SUM関数
表計算ソフトウェアには、数値の合計を求めるSUM関数などさまざまな関数が用意されています。
SUM(対象範囲)という形で使い、数値の合計を求める対象範囲を(範囲の開始セル:範囲の終了セル)と入力します。
たとえば「=SUM(C3:C5)」と入力すると、C3セル〜C5セルまでの合計が計算され、その結果が入力したセルに表示されます。
② 代表的な関数
| 名称 | 内容 |
|---|---|
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| オーサリングツール(マルチメディアツール) | 画像、音声、文字などの素材を組み合わせて、マルチメディアコンテンツ(マルチメディア作品)を作成するためのツール |
このほか、文書作成ソフトウェア(ワープロ)、表計算ソフトウェア、CADなども共通応用ソフトウェアにあたります。
③ 個別応用ソフトウェア
販売管理ソフトウェアや財務管理ソフトウェアなど、特定の用途で利用されるソフトウェアです。
「個別」という名前がついていますが、必ずしも1社専用という意味ではありません。用途が特定の業務に絞られているという意味です。業種や業務ごとに作られた市販のパッケージソフトも、この分類に入ります。
④ グループウェアが解いている問題
3つの共通応用ソフトウェアのうち、グループウェアだけは少し性格が違います。ワープロや表計算が「個人の作業を効率化する道具」であるのに対し、グループウェアは組織の中で情報をやり取りする仕組みだからです。
| 機能 | 解決する問題 |
|---|---|
| 電子メール | 離れた相手への連絡に時間がかかる |
| 電子掲示板 | 同じ情報を全員に伝えるのに手間がかかる |
| スケジュール管理 | 誰がいつ空いているかが分からず、会議の日程調整に手間がかかる |
| ワークフロー管理 | 稟議書が誰の手元で止まっているか分からない |
いずれも個人ではなく組織の非効率を対象にしています。第11章で学ぶ情報システムの変遷でいえば、個人の生産性を高める段階から、組織全体の情報共有を支える段階へと進んだ時期の産物です。
| 開発と保守の費用をかけられない |
表計算で始めて行き詰まる、という典型
多くの企業で起きるのが、次の経過です。
1. 誰かが表計算ソフトで集計表を作る(速い、安い、自由)
2. 便利なので部署内に広まる
3. 人によって少しずつ違う版が増え、数字が合わなくなる
4. 作った人が異動すると、誰も中身を直せなくなる
5. ファイルが壊れて過去の集計が消える
なぜこうなるのか
表計算ソフトは個人の作業を効率化する道具として設計されており、複数人が同時に更新すること、変更履歴を残すこと、権限を分けることは想定されていません。第3章で学ぶDBMSが提供する排他制御や障害回復といった機能が、そもそも備わっていないのです。
判断の軸
「表計算で十分か、システム化すべきか」を分ける目安は次のとおりです。
これらに当てはまるなら、個別応用ソフトウェアやデータベースの出番です。第11章のIT投資管理では、こうした判断を費用対効果の観点から整理することになります。
確認してみましょう
> 次の記述の正誤を判定せよ。
> a 応用ソフトウェアは、共通応用ソフトウェアと個別応用ソフトウェアに分類される。
> b グループウェアは、組織における共同作業を支援するソフトウェアである。
> c オーサリングツールは、販売管理や財務管理など特定の用途で利用されるソフトウェアである。
解答 a:○ b:○ c:×
| 行 |
| 横方向のセルの並び |
| 列 | 縦方向のセルの並び |
行が横、列が縦です。漢字の形で覚える方法があります。「行」の字の右側は横棒が並んでいる、「列」の字には縦の線(りっとう)がある——というこじつけですが、本番で迷ったときの助けになります。
③ セルの指定方法
一般的に、各列には英字の番号が、各行には数字の番号がつけられています。
列(英字)が先、行(数字)が後という順番も覚えておきましょう。「B2」であって「2B」ではありません。
④ 数式の入力
各セルには、数値をそのまま入力することもあれば、計算式を入力することもあります。計算式では他のセルの内容を参照することができます。
たとえばセルB2に「10」が入っているとき、セルC4に「=B2+3」と入力すると、セルC4には計算結果の「13」が表示されます。
ここが表計算ソフトの要です。セルには見えている値とその裏にある式の2つの顔があります。B2の値を20に変えれば、C4の表示は自動的に23に変わります。値を直接書き込むのではなく、関係を書いておく——この考え方が、表計算ソフトを単なる電卓と区別しています。
⑤ 演算子
計算式で使う主な演算子は次のとおりです。
| 演算子 | 意味 |
|---|---|
| + | 加算 |
| − | 減算 |
| * | 乗算(かけ算) |
| / | 除算(わり算) |
| ^ | べき乗 |
かけ算が「×」ではなく「*(アスタリスク)」である点に注意してください。試験問題でも「*記号は積を求める演算子である」と注記されたうえで、式の穴埋めが出題されます。
具体例
なぜ「値」ではなく「式」を入れるのか
売上表を例に考えます。商品ごとの「売上個数」と「単価」から「売上額」を出す場面です。
やり方A:計算した値を直接書き込む
| A | B | C | D | |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 商品 | 売上個数 | 単価 | 売上額 |
| 2 | 商品1 | 5 | 30 | 150 |
| 3 | 商品2 | 6 | 20 | 120 |
やり方B:計算式を書き込む
| A | B | C | D | |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 商品 | 売上個数 | 単価 | 売上額 |
| 2 | 商品1 | 5 | 30 | =B2*C2 |
| 3 | 商品2 | 6 | 20 | =B3*C3 |
画面に表示される結果は同じ(150、120)です。では何が違うのでしょうか。
単価が変わったときに差が出る
商品1の単価が30から35に変わったとします。
行が100行あったら
やり方Aでは、単価が変わった行をすべて手作業で直すことになります。100行あれば100回の計算と入力、そしてそのぶんの間違いの機会が生まれます。やり方Bなら、単価を直すだけです。
この違いが意味すること
表計算ソフトの本質は、計算結果ではなく計算の構造を記録できることにあります。だからこそ、次のテーマで学ぶ「式をコピーしたときに参照先がどう動くか」が決定的に重要になるのです。
確認してみましょう
> 次の記述の正誤を判定せよ。
> a ワークシートにおいて、横方向のセルの並びを列、縦方向のセルの並びを行という。
> b セルは「列番号+行番号」の組み合わせで指定し、B2のように表す。
> c セルの範囲は、D4〜E5のように左上隅〜右下隅の形式で指定できる。
解答 a:× b:○ c:○

応用ソフトウェアと表計算の基本
試験のポイント
| 複写後の式 |
|---|
| D2 | =B2*C2 |
| D3 | =B3*C3 |
| D4 | =B4*C4 |
下方向に1行ずれるたびに、参照先の行番号も1つずつ増えています。これが相対参照の動きです。
なぜこう動くのが便利なのでしょうか。上の例では「同じ行の売上個数×単価」という関係を書きたいわけです。3行目には3行目の値を、4行目には4行目の値を使ってほしい。つまり参照先がずれてくれるほうが正しいのです。
相対参照は、式を位置関係として記憶していると考えるとしっくりきます。D2の式「=B2*C2」は、内部的には「2つ左のセル × 1つ左のセル」という意味で保持されています。だからどこに複写しても、その位置から見た「2つ左」「1つ左」を参照します。
② 絶対参照
一方、複写しても行番号や列番号が自動変更されないようにする参照指定のことを、絶対参照といいます。一般的には、BD3のように、変化させたくない行番号や列番号の前に「$」を付けるというルールがあります。
例
単価がセルC1に1つだけ置かれていて、すべての行がその単価を参照する場合を考えます。
| A | B | C | |
|---|---|---|---|
| 1 | 単価 | 100 | |
| 2 | 商品 | 売上個数 | 売上額 |
| 3 | 商品1 | 5 | =C$1*B3 |
| 4 | 商品2 | 6 | |
| 5 | 商品3 | 10 |
C3をC4〜C5に複写すると、
| セル | 複写後の式 | 結果 |
|---|---|---|
| C3 | =C$1*B3 | 500 |
| C4 | =C$1*B4 | 600 |
| C5 | =C$1*B5 | 1,000 |
$を付けた「1」は変化せず、付けていない「B3」の行番号だけがずれています。単価はつねにC1を見にいき、売上個数だけが各行のものになる、という狙いどおりの動きです。
③ $を付ける場所の決め方
ここがこの論点の山場です。「どちら向きに複写するか」から逆算します。
| 複写の向き | 自動で変わるもの | 止めたければ$を付ける場所 |
|---|---|---|
| 下方向(縦) | 行番号(数字) | 数字の前(例:C$1) |
| 右方向(横) | 列番号(英字) | 英字の前(例:$C1) |
| 両方向 | 行番号と列番号の両方 | 両方の前(例:1) |
覚え方は単純です。下にコピーすると行がずれるので、行を止めたければ数字の前に$。右にコピーすると列がずれるので、列を止めたければ英字の前に$。
④ 3つの書き方
| 書き方 | 呼び名 | 動き |
|---|---|---|
| B2 | 相対参照 | 行も列も動く |
| 2 | 絶対参照 | 行も列も動かない |
| BB2 | 複合参照 | 片方だけ動かない |
試験で問われるのは、たいてい複合参照です。「両方に$を付けておけば安全」と考えたくなりますが、それでは正解にならない問題が出ます。止める必要があるのはどちらかを判断できることが求められています。
具体例
設例 ユーロを円に換算する表
> A2〜C2のセルには円に換算したい「ユーロの金額(€1、€5、€10)」が入力されている。また、A3〜A5のセルにはユーロ/円の「為替レート(¥125、¥126、¥127)」が入っている。ユーロの円への換算は、「為替レート」×「ユーロの金額」の式を用いることにした。このとき、はじめにB3のセルに積の式を入力し、それを空欄のセルに複写して表を完成したい。B3のセルに入力した式として、最も適切なものを選べ。(令和元年度第4問 改題)
> 注:セル番地指定における$記号は絶対セル参照を表すものとする。また、*記号は積を求める演算子である。
| 行\列 | A | B | C |
|---|---|---|---|
| 1 | ユーロを円に換算する表 | ||
| 2 | €1 | €5 | €10 |
| 3 | ¥125 | ¥625 | |
| 4 | ¥126 | ||
| 5 | ¥127 |
> ア =B2 イ =2 ウ =AB2 エ =A2
解答 イ
考え方の手順
B3のセルを
| セル | 式 | 参照先 | 結果 |
|---|---|---|---|
| B3 | =2 | ¥125 × €5 | 625 |
| C3 | = |
どのセルでも「そのセルと同じ行の為替レート × そのセルと同じ列のユーロの金額」になっています。狙いどおりです。
この問題を落とさないためのコツ
表の形を見て、どちらの値が縦に並び、どちらが横に並んでいるかを確認することです。
この対応は毎回同じです。「縦に並ぶ→列を止める」「横に並ぶ→行を止める」と覚えておけば、その場で組み立てられます。

相対参照と絶対参照、代表的な関数
試験のポイント
| 数値の合計を求める |
| SUMIF(対象範囲, 条件式) | 条件に合致する数値の合計を求める |
| COUNT(対象範囲) | データの個数を数える |
| COUNTIF(対象範囲, 条件式) | 条件に合致するデータの個数を数える |
| AVERAGE(対象範囲) | 数値の平均を求める |
| AVERAGEIF(対象範囲, 条件式) | 条件に合致する数値の平均を求める |
| MAX(対象範囲) | データ中の最大値を求める |
| MIN(対象範囲) | データ中の最小値を求める |
③ 3組のペアで整理する
8つを別々に覚える必要はありません。基本の3つと、それぞれに「IF」が付いた版という構造になっています。
| 基本 | IF付き | 違い |
|---|---|---|
| SUM(合計) | SUMIF(条件付き合計) | 条件式が引数に加わる |
| COUNT(個数) | COUNTIF(条件付き個数) | 同上 |
| AVERAGE(平均) | AVERAGEIF(条件付き平均) | 同上 |
残りのMAXとMINは、名前のとおり最大値と最小値です。
④ 引数の数に注目する
「IF」が付く関数は、引数が1つ増えます。
「条件に合うものだけを数えるのだから、条件を教える必要がある」と考えれば自然です。
⑤ 範囲指定の書き方
関数の対象範囲は、コロン(:)で「開始セル:終了セル」と書きます。
| 書き方 | 意味 |
|---|---|
| C3:C5 | C3からC5までの縦3セル |
| B2:D4 | B2を左上、D4を右下とする3列×3行の矩形 |
| C:C | C列全体 |
第4節で学ぶCSVファイルではカンマ(,)が区切りに使われますが、関数の範囲指定はコロン(:)です。この2つの記号の役割の違いにも注意してください。
⑥ 関数と絶対参照の組み合わせ
実務でよく使うのが、関数の引数に絶対参照を組み合わせる形です。
たとえば「各商品の売上が、全体の何%を占めるか」を求める場合、
| A | B | C | |
|---|---|---|---|
| 1 | 商品 | 売上額 | 構成比 |
| 2 | 商品1 | 500 | =B2/SUM(B4) |
| 3 | 商品2 | 600 | =B3/SUM(B4) |
| 4 | 商品3 | 1000 | =B4/SUM(B4) |
分子のB2は各行でずれてほしいので相対参照、分母の合計範囲はずれては困るので行番号に$を付けて固定します。前のテーマで学んだ考え方が、そのまま関数の中でも使われます。
具体例
関数を使い分ける——店舗別売上の集計
次の表から、いくつかの値を求めてみましょう。
| A | B | C | |
|---|---|---|---|
| 1 | 店舗 | 地域 | 売上額 |
| 2 | 店舗1 | 東 | 500 |
| 3 | 店舗2 | 西 | 600 |
| 4 | 店舗3 | 東 | 1,000 |
| 5 | 店舗4 | 西 | 400 |
求めたいこと と 使う関数
| 求めたいこと | 式 | 答え |
|---|---|---|
| 全店舗の売上合計 | =SUM(C2:C5) | 2,500 |
| 東地域の売上合計 | =SUMIF(B2:B5,"東",C2:C5) | 1,500 |
| 店舗の数 | =COUNT(C2:C5) | 4 |
| 東地域の店舗数 | =COUNTIF(B2:B5,"東") | 2 |
| 全店舗の平均売上 | =AVERAGE(C2:C5) | 625 |
| 東地域の平均売上 |
「IF」が付くかどうかの判断
問われているのが「全部」なのか「条件に合うものだけ」なのかを読み取れば、どちらを使うかは自動的に決まります。
MAXとMINが返すのは「値」であって「名前」ではない
上の表で「最も売上が多い店舗の額」は MAX で求まりますが、「最も売上が多い店舗の名前」は MAX では求まりません。MAXが返すのは数値そのものだからです。店舗名を知りたければ、別の関数(検索系の関数)を組み合わせる必要があります。
この区別が問われる形
「MAX関数は対象範囲の中で最大値をもつセルの位置を返す」——このような選択肢は誤りです。返すのは位置ではなく値です。関数を覚えるときは、何を引数に取り、何を返すのかをセットで確認しておきましょう。
確認してみましょう
> 次の記述の正誤を判定せよ。
> a SUMIF関数は、条件に合致する数値の合計を求める関数である。
> b COUNT関数は、条件に合致するデータの個数を数える関数である。
> c 関数の対象範囲は、開始セルと終了セルをコロンで区切って指定する。
解答 a:○ b:× c:○

代表的な関数(1/2)

代表的な関数(2/2)
試験のポイント
プレミアムプラン
¥9,800〜/ 買い切り・自動更新なし(税込)
決済はStripe(世界最高水準・PCI-DSS準拠)で安全に処理されます。カード情報は当サービスに保存されません。
B3のセルの計算式は、「為替レート × ユーロの金額」になっています。
下方向に複写したとき
B3→B4→B5と下にずらすと、為替レートはA3→A4→A5と変わってほしい(だから行番号は変わってよい)。一方、ユーロの金額はつねに2行目を見てほしい。したがって、B2の行番号「2」を絶対参照する必要があります。→ B$2
右方向に複写したとき
B3→C3と右にずらすと、ユーロの金額はB2→C2と変わってほしい(だから列番号は変わってよい)。一方、為替レートはつねにA列を見てほしい。したがって、A3の列番号「A」を絶対参照する必要があります。→ $A3
これらをB3の計算式に反映すると「=2」となります。
検算してみる
| ¥125 × €10 |
| 1,250 |
| B4 | =2 | ¥126 × €5 | 630 |
| C5 | =2 | ¥127 × €10 | 1,270 |
| 750 |
| 最も売上が多い店舗の額 | =MAX(C2:C5) | 1,000 |
| 最も売上が少ない店舗の額 | =MIN(C2:C5) | 400 |