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プレミアムで見るブロックチェーンは、ビットコイン等の仮想通貨(暗号資産)に用いられている基盤技術です。暗号の仕組みを組み合わせることで、後から書き換えるのがほぼ不可能な形で、記録を分散して持ち合います。この節では、ブロックチェーンの3種類(パブリック型・プライベート型・コンソーシアム型)、NFT、コンセンサスアルゴリズム、スマートコントラクトを学びます。令和4年度・7年度で繰り返し出題されており、とくに令和7年度第6問では3種類の特徴とNFT・スマートコントラクトがまとめて問われました。
簡単にいうと
ブロックチェーンは「改ざんが極めて難しい分散処理・管理」!従来の集中処理型と比べて、管理コストが削減でき、安全性も担保される——この2つの効果が押さえどころだよ。
① ブロックチェーンとは
ビットコイン等の仮想通貨(暗号資産)に用いられている基盤技術です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| どこで使われているか | ビットコイン等の仮想通貨(暗号資産) |
| 位置づけ | 基盤技術 |
② ブロックチェーン技術の特徴
ブロックチェーン技術では、暗号化技術を組み合わせることにより、改ざんが極めて難しい分散処理・管理を実現しています。
従来の集中処理型の金融インフラと比較して、管理コストが削減でき、安全性も担保されるという特徴があります。
| 特徴 | 内容 |
|---|---|
| 改ざんが極めて難しい |
具体例
ブロックチェーンの仕組みを、台帳にたとえる
従来の集中管理型
| 状況 | 内容 |
|---|---|
| 銀行が台帳を持つ | すべての取引を記録 |
| 顧客は銀行を信頼する | 銀行の記録が正しいとする |
| 銀行のシステムが止まる | 取引ができない |
| 銀行が改ざんする | 理論上は可能 |
ブロックチェーン

ブロックチェーンとは(1/2)

ブロックチェーンとは(2/2)
試験のポイント
簡単にいうと
パブリック型・プライベート型・コンソーシアム型の3つ!「管理者が存在しない=パブリック」「特定の管理者=プライベート」「複数の管理主体=コンソーシアム」で見分けよう。
① 3種類の分類
ブロックチェーンは、ネットワーク内における取引内容の公開範囲や管理者の有無によって、パブリック型、プライベート型、コンソーシアム型の3種類に分類されます。
| 分類の基準 |
|---|
| ネットワーク内における取引内容の公開範囲 |
| 管理者の有無 |
② パブリック型ブロックチェーン
パブリック型は、インターネットに接続できれば誰でも許可なく取引に参加できる、管理者が存在しないブロックチェーンです。
簡単にいうと
NFTは「非代替性トークン」!一意で代替不可能なトークンで、デジタルコンテンツの唯一性・真正性を証明できるよ。令和7年度ではスマートコントラクトの説明を当てた誤りが出題されたよ。
① NFT(Non-Fungible Token:非代替性トークン)とは
NFTとは、ブロックチェーン技術を基に作られた一意で代替不可能なトークンであり、デジタルコンテンツに対応したNFTを発行することにより唯一性・真正性を証明できる技術です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 基盤 | ブロックチェーン技術 |
| 性格 | 一意で代替不可能なトークン |
簡単にいうと
コンセンサスアルゴリズムは「正当かどうかを参加者の合意で決定する仕組み」!PoWとPoSが代表例だよ。そしてスマートコントラクトは自動販売機で説明されるのが定番だよ。
① コンセンサスアルゴリズム(Consensus Algorithm)とは
コンセンサスアルゴリズムとは、ブロックチェーンにデータ(新しいブロック)を追加する際、その内容が正当かどうかをネットワーク参加者の合意で決定する仕組みです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| いつ使うか | ブロックチェーンにデータ(新しいブロック)を追加する際 |
| 何を決めるか | その内容が正当かどうか |
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| 分散処理・管理 | 1か所に集中しない |
| 管理コストの削減 | 従来の集中処理型と比較して |
| 安全性の担保 | 同上 |
③ 従来の集中処理型との比較
| 集中処理型 | ブロックチェーン | |
|---|---|---|
| 台帳の管理 | 中央の管理者が持つ | 参加者が分散して持つ |
| 改ざん | 管理者側で可能 | 極めて難しい |
| 管理コスト | 高い(中央のシステムの維持) | 削減できる |
| 単一障害点 | ある | ない |
④ なぜ改ざんが難しいのか
| 仕組み | 内容 |
|---|---|
| 分散して保持する | 1か所を書き換えても他と食い違う |
| ブロックが鎖状につながる | 前のブロックの情報を含む |
| 1つを改ざんすると以降すべてを改ざんする必要がある | 現実的に不可能 |
| 参加者の合意が必要 | 多数の同意なしに追加できない |
「ブロックチェーン」という名前の由来
| 語 | 意味 |
|---|---|
| ブロック | 取引データのまとまり |
| チェーン | 鎖状につながっている |
⑤ 第6章とのつながり
第6章のセキュリティ対策で学んだハッシュ関数が、ブロックチェーンの中核技術です。
| 技術 | 役割 |
|---|---|
| ハッシュ関数 | 前のブロックの内容を要約した値を次のブロックに含める |
| 公開鍵暗号方式 | 取引の署名 |
改ざんを検知できる仕組み
| 状況 | 結果 |
|---|---|
| 過去のブロックを1文字でも書き換える | ハッシュ値が変わる |
| 次のブロックが持つ値と食い違う | 改ざんが検知される |
⑥ 分散型台帳という呼び方
| 用語 | 内容 |
|---|---|
| 分散型台帳 | ブロックチェーンの別の呼び方 |
「台帳」を分散して持つ——会計の帳簿を、参加者全員が同じものを持っているイメージです。
⑦ 仮想通貨(暗号資産)以外の用途
| 分野 | 用途 |
|---|---|
| サプライチェーン | 原材料から製品までの追跡 |
| 不動産 | 登記、取引の記録 |
| 知的財産 | 著作権の証明 |
| デジタルコンテンツ | NFT |
| 証明書 | 学歴、資格の証明 |
| 投票 | 電子投票 |
⑧ ブロックチェーンが向く条件
| 条件 | 内容 |
|---|---|
| 複数の当事者がいる | 1社だけなら不要 |
| 互いに完全には信頼できない | 信頼があるなら通常のDBでよい |
| 記録の改ざんを防ぎたい | 重要な記録 |
| 中央の管理者を置きたくない/置けない | 業界横断など |
⑨ ブロックチェーンが向かない場合
| 状況 | 理由 |
|---|---|
| 自社内だけで使う | 通常のデータベースで十分 |
| 高速な処理が必要 | 合意形成に時間がかかる |
| 大量のデータを扱う | すべての参加者が保持するため非効率 |
| データを消したい | 削除できない |
「消せない」ことの両面
| 場面 | 評価 |
|---|---|
| 改ざんを防ぎたい | 長所 |
| 誤った情報を消したい | 短所 |
| 個人情報の削除請求 | 課題になる |
| 内容 |
|---|
| 参加者全員が同じ台帳を持つ | 分散して保持 |
| 新しい取引を追加するには合意が必要 | 多数の承認 |
| 1台が止まっても動き続ける | 他が持っている |
| 改ざんしようとしても他と食い違う | 検知される |
「みんなが同じ帳簿を持っている」
| 誰かが書き換えたら | 結果 |
|---|---|
| 他の全員の帳簿と食い違う | 間違いが明らかになる |
| 全員分を書き換える必要がある | 現実的に不可能 |
管理コストが削減できる理由
| 集中処理型 | ブロックチェーン | |
|---|---|---|
| 中央システムの構築 | 必要 | 不要 |
| 中央システムの維持 | 必要 | 不要 |
| 参加者間の照合 | 必要 | 不要(同じ台帳を共有) |
「照合が不要になる」ことが大きい
従来の企業間取引
| 手順 | 内容 |
|---|---|
| ① | A社が自社の帳簿に記録 |
| ② | B社が自社の帳簿に記録 |
| ③ | 月末に両社で照合 |
| ④ | 差異があれば原因を調べる |
照合にかかる手間
| 業務 | 時間 |
|---|---|
| 売掛金の照合 | 月次で数時間〜数日 |
| 差異の調査 | さらに時間 |
ブロックチェーンを使うと
| 状況 | 内容 |
|---|---|
| 両社が同じ記録を共有 | 照合が不要 |
| 差異が生じない | 調査も不要 |
中小企業でブロックチェーンは使えるか
| 立場 | 関わり方 |
|---|---|
| 自社で構築する | 現実的でない |
| 業界の仕組みに参加する | ありうる |
| サービスとして利用する | ありうる |
参加する場面の例
| 業界 | 仕組み |
|---|---|
| 食品 | 産地からのトレーサビリティ |
| アパレル | 原材料の証明(サステナビリティ) |
| 部品製造 | サプライチェーンの記録 |
| 貿易 | 書類の電子化 |
トレーサビリティでの活用
従来
| 課題 | 内容 |
|---|---|
| 記録が各社に分散 | 追跡に時間がかかる |
| 記録の信頼性 | 後から書き換えられる可能性 |
| 問題発生時の対応 | 原因の特定に日数 |
ブロックチェーンを使うと
| 効果 | 内容 |
|---|---|
| 一連の記録が共有される | 即座に追跡できる |
| 改ざんできない | 信頼性が高い |
| 消費者にも開示できる | 付加価値になる |
付加価値としてのトレーサビリティ
| 商品 | 訴求 |
|---|---|
| 食品 | 「産地から食卓まで追跡できます」 |
| アパレル | 「原材料の生産者まで分かります」 |
| 工芸品 | 「本物であることを証明できます」 |
「証明できること」が価値になる
| 証明できない | 証明できる | |
|---|---|---|
| 主張 | 「国産です」 | 「記録で確認できます」 |
| 信頼 | 企業への信頼に依存 | 技術で担保 |
導入の現実
| 課題 | 内容 |
|---|---|
| 参加者が揃わないと意味がない | 1社だけでは成立しない |
| 業界での合意が必要 | 調整に時間がかかる |
| 費用の分担 | 誰が負担するか |
「複数社で取り組む」ことが前提——中小企業単独では難しく、組合や業界団体が主導する形が現実的です。
確認してみましょう
> 次の記述の正誤を判定せよ。
> a ブロックチェーンは、ビットコイン等の仮想通貨(暗号資産)に用いられている基盤技術である。
> b ブロックチェーン技術では、暗号化技術を組み合わせることにより、改ざんが極めて難しい分散処理・管理を実現している。
> c ブロックチェーンは、従来の集中処理型の金融インフラと比較して、管理コストが増大するという特徴がある。
解答 a:○ b:○ c:×
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 参加 | インターネットに接続できれば誰でも許可なく |
| 管理者 | 存在しない |
| 読み書き | 誰でも可能 |
| 書き込みの条件 | コンセンサスアルゴリズムによる正当性の承認 |
③ パブリック型の例
ブロックチェーンの基本形ともいえるモデルであり、ビットコインをはじめイーサリアム、ライトコインなど多くの仮想通貨(暗号資産)がこの種類です。
| 例 |
|---|
| ビットコイン |
| イーサリアム |
| ライトコイン |
④ プライベート型ブロックチェーン
プライベート型は、特定の管理者(運営者)が存在する、限定されたユーザのみが利用できるブロックチェーンです。
プライベート型は中央集権型のネットワークであり、透明性はないものの、外部に公開されないためプライバシーが確保され、閉じたシステム内でブロックチェーンにデータを格納できます。
設計自由度が高く、合意形成方法も柔軟に決められます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 管理者 | 特定の管理者(運営者)が存在する |
| 利用者 | 限定されたユーザのみ |
| 性格 | 中央集権型のネットワーク |
| 透明性 | ない |
| プライバシー | 外部に公開されないため確保される |
| 設計自由度 | 高い。合意形成方法も柔軟に決められる |
⑤ コンソーシアム型ブロックチェーン
コンソーシアム型は、複数の管理主体が存在するブロックチェーンです。
コンソーシアム型は、パブリック型の分散性という優れた特徴とプライベート型の迅速な大量処理が可能という機能を兼ね備えたモデルです。
管理者が複数存在するためルール変更についても一定数以上の合意が必要となり、セキュリティや耐障害性もプライベート型に比べると強固です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 管理主体 | 複数存在する |
| 兼ね備えるもの | パブリック型の分散性 + プライベート型の迅速な大量処理 |
| ルール変更 | 一定数以上の合意が必要 |
| セキュリティ・耐障害性 | プライベート型に比べると強固 |
⑥ 3種類の比較
| 項目 | パブリック型 | コンソーシアム型 | プライベート型 |
|---|---|---|---|
| オープン/許可制 | オープン型(Permissionless) | 許可制(Permissioned) | 許可制(Permissioned) |
| 管理者有無 | なし | あり(複数企業に限定) | あり(1組織内に限定) |
| 参加者 | 不特定多数(悪意のあるユーザを含む可能性がある) | 特定多数(参加者の身元が信頼できる) | 特定多数(参加者の身元が信頼できる) |
| 合意形成 | 厳格な承認が必要(PoW、PoS等) | 厳格な承認は任意(特定者間のコンセンサス) | 厳格な承認は任意(組織内の承認) |
| 取引速度 | 低速 | 高速 | 高速 |
| 報酬 | 必須 | 任意 | 任意 |
⑦ 各型の特徴
| 型 | 特徴 |
|---|---|
| パブリック型 | 公開されたネットワークで誰でも自由に参加でき、参加者もほぼ無制限に増やすことが可能。悪意を持った参加者を排除するためにコンセンサス手法が重要となる |
| コンソーシアム型 | 信頼された有志同士でネットワークを形成する。より安全な取引が可能。身元不明な参加者はいないためコンセンサスは取りやすい |
| プライベート型 | 組織間閉じたネットワークで利用可能。導入が容易で安全性も高い。組織内に閉じているため合意形成は取りやすい |
⑧ 「なぜパブリック型は低速なのか」
| 理由 | 内容 |
|---|---|
| 参加者が不特定多数 | 悪意のある者が含まれうる |
| 厳格な承認が必要 | PoW、PoSなどの計算が必要 |
| 時間がかかる | 取引速度が低速になる |
信頼できない相手と取引するための代償
| 信頼できる相手 | 信頼できない相手 | |
|---|---|---|
| 必要な検証 | 少ない | 厳格 |
| 速度 | 速い | 遅い |
⑨ 判別のキーワード
| 選択肢の語 | 対応 |
|---|---|
| 誰でも許可なく参加できる、管理者が存在しない | パブリック型 |
| 誰もがデータを読むことも書き込むこともできる | パブリック型 |
| 特定の管理者(運営者)が存在する、限定されたユーザのみ | プライベート型 |
| 複数の管理主体が存在する | コンソーシアム型 |
⑩ 令和7年度で問われた誤りの型
| 誤った記述 | 誤りの箇所 |
|---|---|
| コンソーシアム型では、誰もがブロックチェーン上のデータを読むことも書き込むこともできる | パブリック型の内容 |
| プライベート型では、データを書き込むために、ネットワーク参加者全員による承認が必ず必要になる | ネットワーク参加者全員の承認が必須というわけではない |
プライベート型は「合意形成方法も柔軟に決められる」——全員の承認が必須ではありません。
具体例
設例 ブロックチェーンの種類
> 次の記述の正誤を判定せよ。(令和7年度第6問 改題)
> a コンソーシアム型ブロックチェーンでは、誰もがブロックチェーン上のデータを読むことも書き込むこともできる。
> b パブリック型ブロックチェーンでは、ブロックチェーンにデータを書き込むために、コンセンサスアルゴリズムによる正当性の承認が必要になる。
> c プライベート型ブロックチェーンでは、ブロックチェーンにデータを書き込むために、ネットワーク参加者全員による承認が必ず必要になる。
解答 a:× b:○ c:×
cの誤りに注意
| 実際 | 選択肢 | |
|---|---|---|
| プライベート型の合意形成 | 柔軟に決められる | 全員の承認が必ず必要 |
「必ず」「全員」という強い表現は疑う
| 表現 | 判断 |
|---|---|
| 「必ず」「全員」「すべて」 | 例外がないか確認する |
| プライベート型は設計自由度が高い | 画一的なルールはない |
3つの型を、実際の用途で考える
パブリック型が使われる場面
| 用途 | 理由 |
|---|---|
| 仮想通貨(暗号資産) | 中央管理者なしで価値を移転する |
| 公開の記録 | 誰でも検証できることが価値 |
特徴と制約
| 特徴 | 制約 |
|---|---|
| 誰でも参加できる | 取引速度が低速 |
| 改ざんが極めて困難 | 処理に計算資源が必要 |
| 中央管理者が不要 | ルール変更が困難 |
プライベート型が使われる場面
| 用途 | 理由 |
|---|---|
| 1社内の記録管理 | 外部に公開したくない |
| グループ会社間の記録 | 管理主体が明確 |
特徴と制約
| 特徴 | 制約 |
|---|---|
| 高速 | 透明性がない |
| 設計自由度が高い | 中央集権型 |
| 導入が容易 | 分散性の利点が小さい |
「1社だけならブロックチェーンである必要があるか」
| 問い | 答え |
|---|---|
| 改ざんを防ぎたいだけ | 通常のデータベース+監査ログでも可 |
| 複数拠点で共有したい | 通常のデータベースでも可 |
| 将来外部と連携する | ブロックチェーンに意味がある |
コンソーシアム型が使われる場面
| 用途 | 理由 |
|---|---|
| 業界横断のプラットフォーム | 複数企業が対等に参加 |
| サプライチェーン | 取引先間で記録を共有 |
| 金融機関間の決済 | 相互に検証したい |
特徴
| 特徴 | 内容 |
|---|---|
| 分散性がある | 1社に依存しない |
| 高速 | 参加者の身元が信頼できる |
| ルール変更に合意が必要 | 一社の都合で変えられない |
中小企業に最も関係が深いのはコンソーシアム型
| 理由 | 内容 |
|---|---|
| 業界の仕組みに参加する形 | 自社で構築しない |
| 取引先との記録共有 | 複数社での運用 |
参加を検討するときの確認点
| 確認 | 内容 |
|---|---|
| 誰が管理主体か | どの企業が運営しているか |
| ルール変更の手続き | 一定数以上の合意が必要か |
| 費用 | 参加費、運用費 |
| 脱退の条件 | やめられるか。データはどうなるか |
| 自社の負担 | システム改修、運用の手間 |
「脱退の条件」が見落とされやすい
| 状況 | 確認すること |
|---|---|
| 参加をやめたい | 手続きと費用 |
| 記録されたデータ | 削除されるか、残るか |
ブロックチェーンは「消せない」
| 特性 | 影響 |
|---|---|
| 記録が永続する | 脱退しても記録は残る |
| 削除できない | 設計時に考慮が必要 |
個人情報を扱う場合の注意
| 課題 | 内容 |
|---|---|
| 削除請求への対応 | 消せないため対応が困難 |
| 対応策 | 個人情報そのものは載せず、ハッシュ値だけを載せる |
「本体は別、証明だけをチェーンに」——これが実務的な設計です。
確認してみましょう
> 次の記述の正誤を判定せよ。
> a パブリック型は、インターネットに接続できれば誰でも許可なく取引に参加できる、管理者が存在しないブロックチェーンである。
> b プライベート型は中央集権型のネットワークであり、透明性はないものの、外部に公開されないためプライバシーが確保される。
> c コンソーシアム型は、単一の管理主体が存在するブロックチェーンである。
解答 a:○ b:○ c:×

ブロックチェーンの仕組み
試験のポイント
| 証明できるもの |
| デジタルコンテンツの唯一性・真正性 |
② 「非代替性」とは
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| Fungible(代替可能) | 同じものと交換できる |
| Non-Fungible(非代替) | 交換できない。それ自体が唯一 |
代替可能なものの例
| 例 | 理由 |
|---|---|
| 1万円札 | どの1万円札でも同じ価値 |
| ビットコイン1単位 | どの1単位でも同じ |
非代替なものの例
| 例 | 理由 |
|---|---|
| 絵画の原画 | それ自体が唯一 |
| 土地 | 場所が違う |
| NFT | 1つ1つが異なる |
③ NFTの仕組み
ブロックチェーン(分散型台帳)の仕組みを使って流通するデジタルデータに対して、固有のもの(唯一無二のもの)であることを証明できることが特徴です。
ネットワークに繋がった多数のサーバで情報を共有するため、情報の改ざんが難しくなっています。
| 特徴 | 内容 |
|---|---|
| 証明できること | 固有のもの(唯一無二のもの)であること |
| 改ざんの難しさ | 多数のサーバで情報を共有するため |
④ NFTの用途
NFTは、アートや音楽、映画などのデジタルコンテンツを中心に近年注目を集めている技術です。
| 分野 |
|---|
| アート |
| 音楽 |
| 映画 |
⑤ デジタルデータの複製問題
従来の課題
| 課題 | 内容 |
|---|---|
| デジタルデータは完全に複製できる | オリジナルと複製の区別がつかない |
| 希少性が生まれない | いくらでも複製できる |
| 作者の権利が守りにくい | 無断複製 |
NFTによる解決
| 解決 | 内容 |
|---|---|
| 「これがオリジナルである」と記録する | 唯一性の証明 |
| 所有者を記録する | 誰のものかが分かる |
| 取引の履歴が残る | 来歴(プロヴェナンス)の証明 |
⑥ 「複製できないわけではない」
| 誤解 | 実際 |
|---|---|
| NFTにすれば複製できなくなる | 画像そのものは複製できる |
| NFTが証明するのは | どれがオリジナルか、誰が所有者か |
絵画にたとえる
| 原画 | 複製画 | |
|---|---|---|
| 見た目 | 同じ | 同じ |
| 来歴の証明 | ある | ない |
| 価値 | 高い | 低い |
NFTは「来歴の証明書」に相当する——複製を防ぐ技術ではありません。
⑦ NFTとスマートコントラクトの混同
令和7年度の本試験では、次の記述が誤りとされました。
| 誤った記述 | 正しくは |
|---|---|
| NFTは、契約または合意の条件に基づき、ブロックチェーン上で自動的に取引を処理・実行・記録するコンピュータプログラムである | スマートコントラクトの内容 |
判別のキーワード
| 選択肢の語 | 対応 |
|---|---|
| 一意で代替不可能なトークン、唯一性・真正性を証明 | NFT |
| 契約を自動的に実行する仕組み、コンピュータプログラム | スマートコントラクト |
「トークン(証票)」か「プログラム」か——この一点で判別できます。
⑧ NFTの実務的な用途
| 用途 | 内容 |
|---|---|
| デジタルアートの販売 | 作品の所有権を証明 |
| 会員権・チケット | 転売の追跡が可能 |
| 証明書 | 資格、修了証 |
| ゲーム内アイテム | プラットフォームをまたいだ所有 |
| 商品の真贋証明 | ブランド品、限定品 |
⑨ 二次流通における作者への還元
| 従来 | NFT |
|---|---|
| 転売されても作者に還元されない | 転売のたびに一定割合を作者に還元できる |
これが可能になるのは、次のテーマで学ぶスマートコントラクトの仕組みによります。
⑩ 課題
| 課題 | 内容 |
|---|---|
| 価格の変動が大きい | 投機的な側面 |
| 法的な位置づけ | 所有権とは何かが不明確な面 |
| 環境負荷 | PoWを使う場合の電力消費 |
| リンク切れ | 画像本体が別の場所にある場合 |
最後の点が技術的な課題
| 状況 | 内容 |
|---|---|
| NFTはブロックチェーン上にある | 消えない |
| 画像本体は別のサーバにある | 消える可能性がある |
| 結果 | 「証明書はあるが中身がない」 |
具体例
設例 NFT
> 次の記述の正誤を判定せよ。(令和7年度第6問 改題)
> NFTは、契約または合意の条件に基づき、ブロックチェーン上で自動的に取引を処理・実行・記録するコンピュータプログラムである。
解答 ×
スマートコントラクトの内容です。
NFTの正しい説明
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| NFT | ブロックチェーン技術を基に作られた一意で代替不可能なトークン |
| できること | デジタルコンテンツの唯一性・真正性を証明 |
中小企業でNFTを使う場面
例1:地域の工芸品の真贋証明
課題
| 課題 | 内容 |
|---|---|
| 模倣品が出回る | ブランド価値の毀損 |
| 本物であることを示せない | 証明手段がない |
| 作者や来歴が伝わらない | 付加価値が生まれない |
NFTを使うと
| 効果 | 内容 |
|---|---|
| 1点ごとに証明書を発行 | 本物であることを証明 |
| 作者、制作年、素材を記録 | 来歴が残る |
| 所有者の移転を記録 | 中古市場でも価値が保たれる |
「中古市場でも価値が保たれる」ことの意味
| 証明なし | NFTあり | |
|---|---|---|
| 中古での価格 | 大幅に下がる | 保たれやすい |
| 買い手の安心 | 真贋が不安 | 確認できる |
中古価格が保たれると、新品も買いやすくなる——自動車や時計で知られる関係が、ここでも成り立ちます。
例2:イベントのチケット
課題
| 課題 | 内容 |
|---|---|
| 高額転売 | 本来の顧客が買えない |
| 偽造チケット | 入場時のトラブル |
| 転売の利益が主催者に入らない | 機会損失 |
NFTチケットを使うと
| 効果 | 内容 |
|---|---|
| 転売を追跡できる | 誰が持っているか分かる |
| 転売価格に上限を設定できる | スマートコントラクトで制御 |
| 転売時に主催者へ還元 | 一定割合を自動で |
| 偽造できない | ブロックチェーン上で検証 |
「転売を禁止する」のではなく「管理する」
| 禁止 | 管理 | |
|---|---|---|
| 実効性 | 裏で行われる | 仕組みで制御 |
| 利用者の利便 | 行けなくなったら無駄 | 適正価格で譲渡できる |
| 主催者 | 利益なし | 一部還元 |
例3:デジタルコンテンツの販売
| 対象 | 内容 |
|---|---|
| 写真、イラスト | 作品の販売 |
| 楽曲 | 同上 |
| 動画 | 同上 |
中小企業・個人事業者にとっての意味
| 効果 | 内容 |
|---|---|
| 中間業者を介さず販売できる | 手数料の削減 |
| 二次流通からも収益を得られる | 継続的な収入 |
| 世界中に販売できる | 市場の拡大 |
課題
| 課題 | 内容 |
|---|---|
| 買い手が限られる | 仮想通貨を持つ人 |
| 価格の変動 | 仮想通貨建ての場合 |
| プラットフォームの手数料 | 一定の負担 |
| 技術的な理解が必要 | ウォレットの管理など |
現状では「試験的な取り組み」の段階
| 判断 | 内容 |
|---|---|
| 本業の柱にする | 時期尚早 |
| 話題づくり、実験として | ありうる |
| 将来に備えて理解しておく | 必要 |
診断士としての助言
| 相談 | 助言 |
|---|---|
| 「NFTをやりたい」 | まず何を解決したいのかを整理する |
| 「流行っているから」 | 目的がないなら見送る |
| 「真贋証明が課題」 | NFT以外の手段も検討する |
NFT以外の手段
| 手段 | 内容 |
|---|---|
| シリアル番号+データベース | 自社で管理 |
| ICタグ | 物理的な商品 |
| 第三者認証 | 鑑定機関 |
「ブロックチェーンでなければならないか」を問う
| 条件 | 判断 |
|---|---|
| 自社だけで管理できる | データベースで十分 |
| 複数社で共有する必要がある | ブロックチェーンに意味 |
| 消費者が独立に検証したい | 同上 |
確認してみましょう
> 次の記述の正誤を判定せよ。
> a NFTとは、ブロックチェーン技術を基に作られた一意で代替不可能なトークンである。
> b NFTは、ブロックチェーン(分散型台帳)の仕組みを使って流通するデジタルデータに対して、固有のもの(唯一無二のもの)であることを証明できる。
> c NFTを発行すると、対象のデジタルデータを複製することが技術的に不可能になる。
解答 a:○ b:○ c:×

NFT(1/3)

NFT(2/3)

NFT(3/3)
試験のポイント
| どう決めるか | ネットワーク参加者の合意で |
② 主なコンセンサスアルゴリズム
主なコンセンサスアルゴリズムには、代表的な暗号資産(仮想通貨)であるビットコイン(Bitcoin)で使用されているPoW(Proof of Work)やイーサリアム(Ethereum)で使用されているPoS(Proof of Stake)などがあります。
| 略語 | 英語 | 使用されている暗号資産 |
|---|---|---|
| PoW | Proof of Work | ビットコイン(Bitcoin) |
| PoS | Proof of Stake | イーサリアム(Ethereum) |
③ コンセンサスアルゴリズムの目的
中央管理者が存在しないネットワーク環境(パブリック型ブロックチェーン)でも、ネットワーク全体で一貫した台帳を維持できることが目的です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 前提 | 中央管理者が存在しないネットワーク環境(パブリック型) |
| 目的 | ネットワーク全体で一貫した台帳を維持する |
④ PoWとPoSの考え方
| 方式 | 承認の根拠 |
|---|---|
| PoW(Proof of Work) | 計算作業(Work)の量 |
| PoS(Proof of Stake) | 保有量(Stake) |
Proof は「証明」——何をもって承認の権利を得るかが違います。
⑤ 中央管理者がいないのに合意できる理由
| 仕組み | 内容 |
|---|---|
| 多数の参加者が検証する | 1人が不正をしても通らない |
| 不正には大きなコストがかかる | 割に合わない |
| 正しく振る舞うほうが得になる | 報酬の設計 |
「経済的な合理性で正しさを担保する」——これがパブリック型ブロックチェーンの設計思想です。
⑥ 3種類のブロックチェーンとコンセンサス
| 型 | 合意形成 |
|---|---|
| パブリック型 | 厳格な承認が必要(PoW、PoS等) |
| コンソーシアム型 | 厳格な承認は任意(特定者間のコンセンサス) |
| プライベート型 | 厳格な承認は任意(組織内の承認) |
信頼できる参加者だけなら、厳格な承認は不要——前テーマで学んだ「取引速度」の違いは、ここから生まれます。
⑦ スマートコントラクトとは
スマートコントラクトとは、ブロックチェーン上で契約を自動的に実行する仕組みのことです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| どこで | ブロックチェーン上で |
| 何をする | 契約を自動的に実行する |
イーサリアムなど多くの仮想通貨でスマートコントラクトが実装されています。
⑧ スマートコントラクトの起源
スマートコントラクトという考え方は、ブロックチェーン技術特有のものではなく、ブロックチェーン技術が登場する以前の1990年代に提唱されています。
| 年代 | 出来事 |
|---|---|
| 1990年代 | スマートコントラクトの考え方が提唱される |
| その後 | ブロックチェーン技術で実装される |
「ブロックチェーン技術特有のものではない」——この点が試験で問われます。
⑨ 自動販売機の例
スマートコントラクトが最初に導入された事例のひとつとして、自動販売機で、購入者が十分なお金を投入してボタンを押すという条件が満たされることによって、商品の売買契約が自動的に実行されることがよく例としてあげられます。
| 段階 | 内容 |
|---|---|
| 条件 | 購入者が十分なお金を投入してボタンを押す |
| 自動実行 | 商品の売買契約が自動的に実行される |
なぜ自動販売機がスマートコントラクトなのか
| 要素 | 内容 |
|---|---|
| 契約の条件が事前に決まっている | お金を入れてボタンを押す |
| 条件が満たされると自動的に履行される | 商品が出る |
| 人が介在しない | 店員がいない |
| 相手を信頼する必要がない | 機械が確実に実行する |
⑩ スマートコントラクトの利点
| 利点 | 内容 |
|---|---|
| 人の介在が不要 | 手間とコストの削減 |
| 確実に実行される | 相手の履行を待たなくてよい |
| 改ざんできない | ブロックチェーン上にあるため |
| 透明性 | 条件が公開される |
⑪ スマートコントラクトの課題
| 課題 | 内容 |
|---|---|
| プログラムの誤りが修正できない | 一度公開すると変更が困難 |
| 例外への対応 | 想定外の事態に対応できない |
| 法的な効力 | 契約としての位置づけが国により異なる |
| 外部情報との連携 | ブロックチェーン外の情報をどう取り込むか |
「柔軟性がない」ことが長所であり短所
| 通常の契約 | スマートコントラクト | |
|---|---|---|
| 相手の事情 | 考慮できる | できない |
| 履行の確実性 | 相手次第 | 確実 |
⑫ NFTとスマートコントラクトの関係
| 組み合わせ | 実現すること |
|---|---|
| NFT+スマートコントラクト | 転売のたびに作者へ自動的に還元する |
| 同上 | 転売価格に上限を設ける |
| 同上 | 一定期間後に所有権を移転する |
NFTが「何か」を表し、スマートコントラクトが「どう動くか」を決める——2つは組み合わせて使われます。
⑬ 4つの用語の判別
| 選択肢の語 | 対応する用語 |
|---|---|
| 一意で代替不可能なトークン、唯一性・真正性を証明 | NFT |
| 契約を自動的に実行する仕組み、コンピュータプログラム | スマートコントラクト |
| 正当かどうかをネットワーク参加者の合意で決定する仕組み | コンセンサスアルゴリズム |
| 改ざんが極めて難しい分散処理・管理 | ブロックチェーン |
具体例
設例 スマートコントラクト
> 次の記述の正誤を判定せよ。(令和7年度第6問 改題)
> NFTは、契約または合意の条件に基づき、ブロックチェーン上で自動的に取引を処理・実行・記録するコンピュータプログラムである。
解答 ×
スマートコントラクトの内容です。
設例 コンセンサスアルゴリズム
> 次の記述の正誤を判定せよ。(令和4年度第25問 改題)
> コンセンサスアルゴリズムとは、ブロックチェーンにデータを追加する際、その内容が正当かどうかをネットワーク参加者の合意で決定する仕組みである。
解答 ○
押さえるべき事実
| 事項 | 内容 |
|---|---|
| PoW(Proof of Work) | ビットコインで使用 |
| PoS(Proof of Stake) | イーサリアムで使用 |
| 目的 | 中央管理者が存在しない環境でも一貫した台帳を維持する |
スマートコントラクトを、身近な契約で考える
例1:賃貸借契約
従来
| 状況 | 対応 |
|---|---|
| 家賃が支払われない | 督促する |
| 支払われないまま続く | 法的手続き |
| 解決まで | 数か月 |
スマートコントラクトを使うと
| 条件 | 自動実行 |
|---|---|
| 家賃が支払われた | 翌月の利用を継続 |
| 支払われなかった | スマートロックが解錠できなくなる |
課題
| 課題 | 内容 |
|---|---|
| 法的な問題 | 居住権の問題。日本では認められない |
| 事情の考慮 | 一時的な事情に対応できない |
「機械的に実行される」ことの問題——人が関わる契約では、柔軟性が必要な場面があります。
例2:貿易の代金決済
従来
| 課題 | 内容 |
|---|---|
| 先に送るか、先に払うか | 相手を信頼する必要がある |
| 信用状(L/C)を使う | 銀行を介する。手数料と時間がかかる |
スマートコントラクトを使うと
| 条件 | 自動実行 |
|---|---|
| 貨物が指定の港に到着した記録が入力された | 代金が自動的に送金される |
効果
| 効果 | 内容 |
|---|---|
| 銀行を介さない | 手数料の削減 |
| 時間の短縮 | 数日 → 即時 |
| 相手を信頼する必要がない | 仕組みが保証 |
課題
| 課題 | 内容 |
|---|---|
| 「到着した」という情報をどう入れるか | ブロックチェーン外の情報 |
| その情報が正しいか | 誰が保証するか |
「オラクル問題」
| 用語 | 内容 |
|---|---|
| オラクル | ブロックチェーン外の情報を取り込む仕組み |
| オラクル問題 | その情報の正しさをどう担保するか |
ブロックチェーン内は改ざんできないが、外から入れる情報の正しさは別問題——スマートコントラクトの根本的な課題です。
例3:保険金の自動支払い
| 条件 | 自動実行 |
|---|---|
| 気象庁のデータで降水量が基準を超えた | 保険金が自動的に支払われる |
効果
| 効果 | 内容 |
|---|---|
| 請求手続きが不要 | 被災時の負担軽減 |
| 支払いが速い | 即日 |
| 査定の費用が不要 | 保険料を下げられる |
この形の保険を「パラメトリック保険」とよびます。
中小企業にとっての意味
| 場面 | 内容 |
|---|---|
| 農業 | 天候による収量減少への備え |
| 観光 | 悪天候によるキャンセルへの備え |
| イベント | 同上 |
「基準を明確にできる」ことが条件
| 対象 | 基準化できるか |
|---|---|
| 降水量、気温、地震の震度 | できる |
| 売上の減少 | 原因の特定が必要 |
| 設備の損傷 | 査定が必要 |
スマートコントラクトの現実的な位置づけ
| 段階 | 内容 |
|---|---|
| 現在 | 限定的な用途で実用化 |
| 課題 | 法的位置づけ、オラクル問題、柔軟性 |
| 将来 | 条件が明確な取引から広がる |
中小企業が今できること
| 対応 | 内容 |
|---|---|
| 仕組みを理解しておく | 提案されたときに判断できる |
| 既存のサービスを利用する | 自社で構築しない |
| 業界の動向を見る | 参加の機会を逃さない |
確認してみましょう
> 次の記述の正誤を判定せよ。
> a コンセンサスアルゴリズムの主なものには、ビットコインで使用されているPoW(Proof of Work)やイーサリアムで使用されているPoS(Proof of Stake)などがある。
> b スマートコントラクトという考え方は、ブロックチェーン技術が登場する以前の1990年代に提唱されている。
> c スマートコントラクトは、ブロックチェーン技術特有の考え方であり、ブロックチェーン以外では実現できない。
解答 a:○ b:○ c:×

コンセンサスアルゴリズムとスマートコントラクト(1/2)

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