トランスポート層とポート番号
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TCPとUDPの違い、そしてポート番号の暗記が試験突破のカギ!HTTP=80、HTTPS=443は絶対覚えよう!
トランスポート層とポート番号
簡単にいうと
TCPとUDPの違い、そしてポート番号の暗記が試験突破のカギ!HTTP=80、HTTPS=443は絶対覚えよう!
① TCPとUDPの比較
トランスポート層で使用されるプロトコルは主にTCPとUDPの2つです。両者は通信の信頼性と速度のバランスが大きく異なります。
| 項目 | TCP | UDP |
|---|---|---|
| 正式名称 | Transmission Control Protocol | User Datagram Protocol |
| 接続方式 | コネクション型 | コネクションレス型 |
| 事前接続 | 通信前に接続を確立する(3ウェイハンドシェイク) | 接続確立なしに送信開始 |
| 信頼性 | 高い(到達確認・再送制御・順序保証あり) | 低い(到達確認なし・順序保証なし) |
| 速度 | やや遅い(確認処理のオーバーヘッドがある) | 高速(確認処理がない) |
| 用途 | Webページ表示、メール送受信、ファイル転送 | IP電話(VoIP)、動画ストリーミング、DNS問い合わせ |
TCPの3ウェイハンドシェイクは、通信開始前に送信側と受信側が3回のメッセージをやり取りして接続を確立する手順です。
1. 送信側 → 受信側: SYN(接続要求)
2. 受信側 → 送信側: SYN+ACK(接続要求の確認+応答)
3. 送信側 → 受信側: ACK(応答の確認)
この手順が完了してはじめてデータの送受信が開始されます。電話をかけて「もしもし」「はい」「では話します」と確認するようなイメージです。
UDPは接続確立を行わず、いきなりデータを送信します。データが届いたかどうかの確認もしないため、速度を重視するリアルタイム通信に適しています。多少データが欠落しても、音声や映像の場合は再送するより次のデータを送った方がスムーズに視聴できるためです。
② ポート番号の役割
IPアドレスが「建物の住所」だとすると、ポート番号は「部屋番号」にあたります。1台のサーバで複数のサービス(Webサーバ、メールサーバ、FTPサーバなど)を同時に動かしている場合、どのサービス宛ての通信かを識別するのがポート番号の役割です。
ポート番号は0〜65535の範囲で使用され、以下のように分類されます。
| 範囲 | 名称 | 用途 |
|---|---|---|
| 0〜1023 | ウェルノウンポート番号 | サーバ側で使用する標準ポート番号。IANAが管理 |
| 1024〜49151 | 登録ポート番号 | 特定のアプリケーションが登録して使用 |
| 49152〜65535 | 動的・プライベートポート番号 | クライアント側が一時的に使用 |
ウェルノウンポート番号(0〜1023)はサーバ側のみが使用する予約済み番号です。クライアント側は49152以降の動的ポートが自動的に割り当てられます。
③ 主要ウェルノウンポート番号一覧
試験でよく問われるウェルノウンポート番号を整理しましょう。
| ポート番号 | プロトコル | 用途 |
|---|---|---|
| 20 | FTP(データ転送用) | ファイル転送のデータ通信に使用 |
| 21 | FTP(制御用) | ファイル転送の制御(コマンド送受信)に使用 |
| 22 | SSH | 暗号化された遠隔操作(セキュアシェル) |
| 25 | SMTP | メール送信(サーバ間転送) |
| 53 | DNS | ドメイン名の名前解決 |
| 80 | HTTP | Webページの転送(暗号化なし) |
| 110 | POP3 | メール受信(サーバからダウンロード) |
| 443 | HTTPS | Webページの転送(SSL/TLS暗号化) |
| 546/547 | DHCPv6 | IPv6環境でのIPアドレス自動割当 |
| 587 | SMTP(サブミッション) | メール送信(クライアントからサーバへ。認証付き) |
特にHTTP=80、HTTPS=443、FTP=20/21、SMTP=25は出題頻度が非常に高いため、確実に暗記しましょう。
具体例
TCPとUDPの使い分けを、荷物の配送サービスに例えてみましょう。
TCP = 書留郵便のイメージです。送信者がポストに投函する前に受取人の存在を確認し(3ウェイハンドシェイク)、配達記録が残り(シーケンス番号)、届かなかったら再配達してくれます(再送制御)。確実に届きますが、その分手続きに時間がかかります。大切な書類(メール、ファイル転送)はこちらを使います。
UDP = ポスティング(チラシ投函)のイメージです。事前確認なしにポストに投げ込むだけ(接続確立なし)。届いたかどうかの確認もなく(到達確認なし)、順番が前後しても気にしません(順序保証なし)。その代わり大量に高速で配布できます。IP電話やライブ配信のように、速度重視でリアルタイム性が求められる場面で使います。
試験のポイント
- ・要は「TCP=信頼性(メール等)、UDP=速度(IP電話等)
- ・HTTP=80、HTTPS=443、FTP=20/21、SMTP=25は暗記必須」
- ・3ウェイハンドシェイク(SYN→SYN+ACK→ACK)の流れ、ウェルノウンポート番号=0〜1023でサーバ側のみが使用する点も頻出
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