第2章 生産の管理
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プレミアムで見る需給計画は、生産計画と資材調達を連動させるための仕組みです。ここではMRP(資材所要量計画)の考え方、計算手順、部品構成表(BOM)の2つの形式について学びます。
簡単にいうと
簡単にいうと、MRPは「最終製品の生産計画から逆算して、いつ・どの部品を・何個発注すべきかを自動計算する仕組み」です。コンピュータを使った生産・在庫管理の基本です。
MRP(Material Requirements Planning:資材所要量計画)とは、「MPS(基準生産計画)、BOM(部品構成表)、生産計画情報及び在庫情報に基づいて、資材の必要量(所要量)及び必要時期を求める生産管理体系」です(JIS Z 8141-2101)。
MRPの入力は「基準生産計画(どの製品を・いつまでに・何個作るか)」であり、出力は「資材所要量計画(どの資材を・いつ・どれだけ発注するか)」です。
MRPの計算は4つのステップで行われます。
1. 総所要量計算:基準生産計画に基づき、部品構成表(BOM)で部品展開し、各部品の総所要量を算出
2. 正味所要量計算:正味所要量=総所要量−(手持在庫−引当量+発注残)を算出
3. ロット編成計算:発注ルールに基づきロットサイズを決定
4. 先行計算:調達リードタイムを考慮して発注タイミングを決定
MRPにおける正味所要量は、以下の計算式で求めます。
| 項目 | 意味 |
|---|---|
| 総所要量 | ある期間に必要な部品・材料の総数量(上位品目の生産計画から展開) |
| 手持在庫 | 現時点で倉庫にある在庫数量 |
| 引当量 | 手持在庫のうち、すでに他の注文や計画に割り当て済みの数量 |
| 発注残 | すでに発注しているがまだ入荷していない数量(注文残) |
正味所要量がプラスの場合、その分だけ新たに手配(発注または製造指示)が必要になります。
具体例
製品Xを来月100個生産する計画がある場合、BOMから部品aが1個あたり3個必要と分かれば総所要量は300個。手持在庫が50個、発注残が20個あれば、正味所要量=300−(50+20)=230個。部品aの調達リードタイムが2週間なら、2週間前に230個を発注する必要があります。
MRP(資材所要量計画)の流れ
試験のポイント
簡単にいうと
簡単にいうと、BOMは「製品を作るのに必要な部品のリスト」です。部品をフラットに一覧する「サマリー型」と、親子関係をツリーで表す「ストラクチャ型」の2種類があります。
BOM(Bill Of Materials:部品構成表)とは、「製品又は親部品を生産するのに必要な子部品の、種類及び数量を示したもの」です(JIS Z 8141-3307)。
サマリー型部品表は、組立て順序とは無関係に、製品に必要な部品や材料とその所要量の総計をフラットにまとめた部品表です。簡単に作成できますが、中間部品の構成が把握しにくいという欠点があります。
ストラクチャ型部品表は、部品の親子関係を考慮して部品の所要量を木構造(ツリー構造)で表現した部品表です。親部品と子部品の関係がレベルごとに明示され、中間部品の構成や共通部品の必要量が明確になります。ただし作成と管理に手間がかかります。
MRPで部品展開を行う際は、通常ストラクチャ型部品表が使用されます。
具体例
製品Yがレベル0で、レベル1に部品α(1個)・β(6個)・γ(2個)、レベル2に部品s(βの子で各2個必要)がある場合、製品Y1個に必要な部品sの数=6×2=12個です。製品Yを5個作るなら部品sは60個必要になります。
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