財務・会計は中小企業診断士1次試験の中で最も難易度が高いとされる科目です。簿記・財務諸表の読み取り・財務分析・投資の経済性計算など、幅広い計算問題が出題されます。苦手意識を持つ受験生が多い一方、得意にしてしまえば安定した得点源になります。また、2次試験の事例IVは財務・会計の知識が直接必要となるため、1次試験対策が2次試験にも活きる最重要科目です。
財務諸表の読み取り
貸借対照表・損益計算書・キャッシュフロー計算書の構造と見方。財務分析の出発点。
財務指標分析
収益性・安全性・効率性・成長性の各指標(ROE、ROA、流動比率、棚卸資産回転率等)の計算と解釈。
CVP分析(損益分岐点分析)
固定費・変動費・売上から損益分岐点売上高・安全余裕率を求める頻出テーマ。毎年出題されます。
投資の経済性計算
正味現在価値(NPV)・内部収益率(IRR)・回収期間法による投資判断の計算。
企業価値評価
DCF法・類似企業比較法など企業価値の算出方法。近年出題頻度が上昇しています。
原価計算
全部原価計算・直接原価計算の違いと計算方法。製造業の問題でよく登場します。
攻略のコツ
財務・会計は「最初に時間をかけて土台を固めた人が勝つ」科目です。CVP分析と財務指標は毎年必ず出題されるため、この2テーマだけで合格点の半分近くを取れます。焦らず基礎から積み上げましょう。