経営法務令和5年度第11問
令和5年度 第11問 解説
問題文
特許法に関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア特許権が共有に係るときは、各共有者は、他の共有者の同意を得なくても、そ の持分を譲渡することができる。
イ特許権が共有に係るときは、各共有者は、他の共有者の同意を得なければ、そ の特許権について他人に通常実施権を許諾することができない。正解
ウ特許を受ける権利が共有に係るときは、各共有者は、特許法第38条の規定に より、他の共有者と共同でなくとも、特許出願をすることができる。
エ特許を受ける権利が共有に係るときは、各共有者は、他の共有者の同意を得な くても、その特許を受ける権利に基づいて取得すべき特許権について、仮専用実 施権を設定することができる。
解説
特許権の共有(特許法73条)。イ正: 特許権が共有に係るときは、各共有者は他の共有者の同意を得なければ通常実施権を許諾できない(特許法73条3項)。ア誤: 特許権の共有持分の譲渡には他の共有者の同意が必要(特許法73条1項)。ウ誤: 特許を受ける権利が共有のときは共有者全員で共同して特許出願しなければならない(特許法38条)。各共有者単独での出願は不可。エ誤: 仮専用実施権の設定にも他の共有者の同意が必要。よってイが正解。
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