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経済学・経済政策令和5年度第11問 設問1

令和5年度 第11問 設問1 解説

問題文

国債に関する下記の設問に答えよ。 国債に関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア国債の価格が上昇すると、その利回りは低下する。正解
イ国債は、マネーストック(広義流動性)に含まれない。
ウ日本銀行が金融政策の手段として国債を市場で売買することは禁止されてい る。
エ日本銀行は、国債を保有していない。
オ日本政府は、物価連動国債を発行していない。

解説

国債の価格と利回り(金利)は逆方向に動く関係にあり、これは債券一般に共通する基本原理である。国債はあらかじめ決められた利息(クーポン)を将来受け取る権利を表すため、市場価格が上昇すれば、購入価格に対する実質的な利回りは低下する。したがってアが正しい。 イは誤り。マネーストックのうち広義流動性には、現金や預金に加え国債、投資信託、金融債などが含まれるため、国債は対象に入る。ウも誤りで、日本銀行は公開市場操作(オペレーション)として国債の売買を金融政策の中心的手段としており、禁止されていない。エも誤りで、日本銀行は量的・質的金融緩和により国債を大量に保有している。オも誤りで、日本政府は2004年以降、物価連動国債を発行している。 この論点では「価格と利回りは反比例する」という債券市場の大原則をまず思い出し、そこから正解を絞り込むと迷いにくい。他の選択肢は日銀の政策や制度に関する時事的知識なので、普段のニュースや教科書の制度説明を併せて確認しておくとよい。

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