ロゴ
中小企業経営・政策令和5年度第18問 設問1

令和5年度 第18問 設問1 解説

問題文

次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。 わが国の中小企業金融において、公的信用保証制度は大きな役割を果たしてい る。全国信用保証協会連合会の調べによれば、中小企業者数に占める信用保証利用 企業者数の割合は、2021 年度末時点で約 A 割となっている。 また、2012 年度から2021 年度の期間について、全国の信用保証協会の保証債務 残高(金額)の推移を見た場合、2019 年度までは B 傾向にあり、2020 年度 には大きく増加している。 2021 年度の保証承諾実績を見ると、資金使途別では C が多い。 なお、資金使途は、運転資金と設備資金で比較する。また、中小企業者数は、総 務省・経済産業省「平成28 年経済センサス-活動調査」に基づく。 文中の空欄A に入る数値として、最も適切なものはどれか。

ア2
イ4正解
ウ6
エ8

解説

正解はイの4割である。全国信用保証協会連合会の調査によれば、平成28年経済センサス-活動調査に基づく中小企業者数と、信用保証を利用している企業者数を比較すると、2021年度末時点でおよそ4割の中小企業が信用保証制度を利用していることが分かっている。中小企業金融において公的信用保証制度がいかに広く活用され、重要な役割を担っているかを示す数値として押さえておきたい。 誤りの選択肢について、アの2割は実態より低い数値であり、信用保証制度の利用実態を過小評価している。ウの6割とエの8割は実態より高い数値であり、中小企業のすべてが保証協会を利用しているわけではないため誤りとなる。 覚え方としては、信用保証制度は中小企業金融の重要な下支えとなっているものの、全ての中小企業が利用しているわけではなく、およそ「5社に2社」程度の利用率であるとイメージすると数値を思い出しやすい。この論点は毎年出題される可能性があるため、白書や統計資料に掲載される最新の利用率をチェックしておくことが望ましい。

この問題を実際に解いてみる

プレミアム会員は年度別・科目別演習が無制限

演習を始める