不完全競争市場の分類
不完全競争
この節では、不完全競争市場の3つの類型(独占・寡占・独占的競争)を学びます。完全競争市場との違いを「価格支配力の有無」という視点から整理し、各市場構造の特徴を企業数・財の性質・参入障壁の3軸で比較します。
完全競争市場と不完全競争市場
簡単にいうと
完全競争では誰もが「価格の受け手」だけど、不完全競争では企業が自分で価格を決められる「価格の作り手」になるの!
完全競争市場では全参加者がプライステイカー(価格受容者)。不完全競争市場では価格支配力をもつ主体が存在し、プライスメーカー(価格設定者)として行動する。不完全競争市場の3類型: ①独占市場(供給者1社のみ)②寡占市場(少数の企業が価格支配力をもつ)③独占的競争市場(多数の企業が差別化された製品を供給)。
具体例
電力やガスの地域独占=独占市場。携帯電話キャリア3社=寡占市場。飲食店やアパレル=独占的競争市場。
試験のポイント
- ・要は「完全競争=プライステイカー、不完全競争=プライスメーカー」の区別が基本
- ・3つの市場構造(独占・寡占・独占的競争)の特徴を正確に区別する
- ・企業数、財の同質性、価格支配力の3つの軸で分類できるようにする
市場構造の比較
簡単にいうと
独占・寡占・独占的競争・完全競争を企業数や財の性質で整理すると、きれいに分類できるよ!
市場構造の比較表:
完全競争: 企業数=多数、財の性質=同質、価格支配力=なし(プライステイカー)、参入障壁=なし。
独占的競争: 企業数=多数、財の性質=差別化(異質)、価格支配力=ある程度あり、参入障壁=なし。
寡占: 企業数=少数、財の性質=同質or差別化、価格支配力=あり、参入障壁=あり。
独占: 企業数=1社、財の性質=代替品なし、価格支配力=最大、参入障壁=最大。
具体例
完全競争に近い例: 農産物市場。独占の例: 特許で保護された新薬。寡占の例: 自動車メーカー、鉄鋼メーカー。独占的競争の例: レストラン、美容院。
試験のポイント
- ・要は「企業数×財の性質×参入障壁で4つに分類できる」と覚えればよい
- ・不完全競争市場では企業は右下がりの需要曲線に直面する(完全競争では水平)
- ・独占的競争と寡占の区別: 独占的競争は企業数が多く参入自由、寡占は企業数が少なく参入障壁あり
まとめ
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