雇用と物価水準
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プレミアムで見るAD-AS分析では、生産物市場、貨幣市場、労働市場を同時に均衡させる国民所得と物価水準を分析します。縦軸に物価水準、横軸に国民所得をとるグラフに、AD曲線(総需要曲線)とAS曲線(総供給曲線)を描き、物価水準と総需要量・総供給量の関係を確認していきます。
ここが第7章から積み上げてきたマクロ経済学の終着点です。そして最大の見どころは、古典派理論とケインズ理論で、AS曲線の形状の違いから政策に関する考え方が正反対になるところです。
古典派は「有効需要管理政策は無効」、ケインズは「裁量的経済政策は必要」。同じ図を使いながら、まったく逆の処方箋が出てきます。令和4年第7問、令和6年第11問と、この対立がくり返し問われています。
簡単にいうと
AD曲線とAS曲線が交わったところで、国民所得と物価が同時に決まるよ。ケインズの場合は、どこで交わるかで話がまったく変わるの!
① 均衡の定義
総需要量と総供給量は、AD曲線(総需要曲線)とAS曲線(総供給曲線)が交わる点で一致します。
この均衡点で、物価水準と国民所得が決定されます。
総需要と総供給が等しいときの国民所得を均衡国民所得 といいます。
② 古典派理論のケース
古典派理論のAS曲線は垂直でした。
したがって、AD曲線がどこにあっても、
交点の横軸の値(国民所得)はAS曲線の位置で決まります。
均衡国民所得は
具体例
AD-AS分析の均衡を、図の形で読み取ってみましょう。
設定: 完全雇用国民所得
ケース1: 古典派(AS曲線が垂直)
AD曲線がどこにあっても、AS曲線が の垂直線なので、

AD-AS分析(ケインズ派のケース)
試験のポイント
簡単にいうと
古典派は「政策をやっても物価が上がるだけ」。ケインズは「需要が足りないなら政策で所得を増やせる」。真っ向から対立するの!
**古典派理論とケインズ理論では、AS曲線の形状の違いから、
政策に関する考え方が異なります。**
① 古典派理論の場合
古典派理論では、均衡国民所得は完全雇用国民所得で常に一定です。
したがって、**どのようにAD曲線をシフトさせたとしても、
国民所得は変化せず、物価水準だけ変化します**。
つまり、有効需要管理政策は無効であるという結論になります。
とくに、拡張的な政策は、物価水準を上昇させるという効果しかもちません。
なぜか
簡単にいうと
需要が増えて物価が上がるのがディマンドプル。原材料が高くなって物価が上がるのがコストプッシュ。原因が需要側か供給側かで分けるよ!
インフレーション(インフレ)を発生原因により分類すると、
ディマンドプルインフレとコストプッシュインフレがあります。
① ディマンドプルインフレ
ディマンドプルインフレは、発生原因が需要側にあり、
拡張的な政策の実施などによりAD曲線が右にシフトすることで生じます。
demand pull は「需要が引っ張る」という意味です。
| 内容 | |
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AD曲線の位置によって変わるのは物価水準だけです。
③ ケインズ理論のケース
ケインズ理論のAS曲線は、 までは右上がりで、そこから垂直という屈折した形でした。
したがって、AD曲線がAS曲線のどの部分と交わるかで結論が変わります。
| 交わる場所 | 状態 |
|---|---|
| AS曲線が垂直な部分( のケース) | 古典派理論と同じ。 で完全雇用 |
| AS曲線が右上がりの部分( のケース) | 労働市場は均衡しておらず、非自発的失業が存在している |
需要が十分に大きければ完全雇用が実現しますが、
需要が足りなければ となり、そのぶん失業が生まれる、ということです。
④ ここまでの積み上げを確認する
第7章から、扱う市場を1つずつ増やしてきました。
| 分析 | 均衡させる市場 | 決まるもの |
|---|---|---|
| 45度線分析 | 生産物市場 | 国民所得 |
| IS-LM分析 | 生産物市場+貨幣市場 | 国民所得と利子率 |
| AD-AS分析 | 生産物市場+貨幣市場+労働市場 | 国民所得と物価水準 |
すべての市場がそろったので、ここが一応の到達点です。
⑤ 3つの市場がすべて均衡しているか
注意したいのは、AD-AS分析の均衡点でも、労働市場は均衡しているとは限らないことです。
しかし、ケインズ理論でAS曲線の右上がり部分にいる場合、
労働市場では超過供給(非自発的失業)が生じたままです。
「均衡国民所得」といっても、
**それは需要と供給が一致しているという意味であって、
望ましい状態という意味ではない**わけです。
第7章のデフレギャップの議論と同じで、
均衡しているのに失業がある、という状況がありえます。
だからこそ政策が必要になる、というのがケインズの主張です。
| AD曲線の位置 | 均衡国民所得 | 均衡物価 |
|---|
| 左(需要が少ない) | 800 | 低い |
| 中央 | 800 | 中くらい |
| 右(需要が多い) | 800 | 高い |
国民所得はつねに800。変わるのは物価だけです。
ケース2: ケインズ(AS曲線が屈折)
AS曲線が、 までは右上がり、そこから垂直だとします。
AD曲線が右寄りの場合()
AS曲線の垂直部分と交わります。
古典派と同じ結論です。
AD曲線が左寄りの場合()
AS曲線の右上がり部分と交わります。
兆円分の生産が行われていないので、
それに対応する人数が失業していることになります。
数値で確かめる
AD曲線: とします。
AS曲線: では 、 で垂直とします。
交点を求める
ちょうど屈折点で交わりました。完全雇用です。
AD曲線が左にシフトした場合
需要が減って になったとします。
なので、非自発的失業が存在します。
物価も下がっています()。
需要が減ると、物価も所得も下がるというケインズ的な結論です。
古典派だったらどうなるか
AS曲線が の垂直線なら、
国民所得は800のまま、物価だけが1.0から0.6に下がりました。
需要が減っても生産は減らず、価格だけが下がって調整される。
これが古典派の世界です。
この違いが政策論を分ける
次のテーマで、この対立を正面から扱います。
供給側(AS曲線)だけで決まるから**です。
このように、古典派は供給はそれ自身に等しい需要を生み出すと考え、
これをセイの法則とよびます。
(第7章で学んだ「有効需要の原理」と正反対の考え方です。
ケインズは需要が供給を決めると考え、古典派は供給が需要を決めると考えます。)
② ケインズ理論の場合
一方、ケインズ理論では、AS曲線が右上がりの部分では、
拡張的な政策によって、
(物価水準は上昇するが、非自発的失業は減少し)均衡国民所得が増加する
という結論が導かれます。
ただし、AS曲線が垂直の部分では、古典派理論と同じで、
拡張的な政策は物価水準を上昇させるだけという結論となります。
③ まとめる
| AS曲線のどこか | 拡張的政策の効果 |
|---|---|
| 古典派(つねに垂直) | 物価上昇のみ。国民所得は不変(政策は無効) |
| ケインズ・右上がり部分 | 物価上昇+国民所得の増加(政策は有効) |
| ケインズ・垂直部分 | 物価上昇のみ(政策は無効) |
ケインズ理論でも、完全雇用に達してしまえば政策は効きません。
すでに全員が働いているのですから、需要を増やしても作れる量は増えません。
物価が上がるだけです。
第7章で学んだインフレギャップの状況がこれにあたります。
④ 2つの理論を並べて比較する
| 項目 | ケインズ理論 | 古典派(新古典派)理論 |
|---|---|---|
| 基本的な考え方 | 有効需要の原理/需要側を重視 | セイの法則/供給側を重視 |
| 貨幣市場 | 国民所得の決定に影響を与えると想定 | 国民所得の決定に影響を与えないと想定 |
| 貨幣需要 | 取引需要と投機的需要を想定 | 取引需要のみを想定 |
| 労働市場 | 非自発的失業が発生 | 完全雇用水準で均衡 |
| 名目賃金 | 下方硬直的 | 伸縮的に変化 |
| 経済政策 | 裁量的経済政策は必要 | 裁量的経済政策は不要 |
| 財政政策 | 総需要管理政策により乗数効果を通じて需要を増やす | 不要 |
| 金融政策 | 有効需要を積極的に管理 | k%ルール |
(※1870年代以降、古典派の考え方を継承しつつ、
さらに「限界」という概念を用いてミクロ経済学を分析した学派を新古典派といいます。)
⑤ k%ルール
古典派(マネタリスト)の主張する金融政策のルールです。
貨幣供給量を、経済成長率に合わせて一定率(k%)で増やし続けるというもので、
そのつど景気を見て裁量的に調節することを否定します。
裁量的な政策は、判断の誤りや時間のずれによって、
かえって経済を不安定にすると考えるからです。
このルールは第10章の金融政策に関する理論で改めて扱います。
⑥ 貨幣需要の違いに注目
表のなかで見落としやすいのが貨幣需要の行です。
古典派が投機的需要を認めないということは、
貨幣需要が利子率に反応しないということです。
第8章で学んだ「LM曲線が垂直になる古典派のケース」は、ここから来ています。
理論のあちこちが、この1点の想定の違いでつながっています。
具体例
同じ政策が、2つの理論でどう評価されるかを比べてみましょう。
場面: 政府が20兆円の公共投資を行い、AD曲線が右にシフトした。
古典派の評価
AS曲線は の垂直線です。
| 政策前 | 政策後 | |
|---|---|---|
| 均衡国民所得 | 800 | 800 |
| 物価水準 | 1.00 | 1.15 |
国民所得はまったく増えず、物価が15%上がっただけです。
古典派の言い分はこうです。
「経済はもともと完全雇用で動いている。
そこに政府が需要を積み増しても、作れる量は増えない。
限られた財を政府と民間が奪い合うので、値段が上がるだけだ。
しかも政府が使った分、民間が使えなくなっている(クラウディング・アウト)。
政策は無駄である。」
ケインズの評価(AS曲線の右上がり部分にいる場合)
不況で需要が足りず、 、非自発的失業がある状態だとします。
| 政策前 | 政策後 | |
|---|---|---|
| 均衡国民所得 | 620 | 730 |
| 物価水準 | 0.82 | 0.93 |
| 非自発的失業 | 多い | 減少 |
国民所得が110増え、失業が減りました。 物価は上がりましたが、その分の価値はあります。
ケインズの言い分はこうです。
「工場も人も余っている。需要さえあれば作れるのに、買い手がいないから作らない。
政府が需要をつくれば、遊んでいた設備と人が動き出す。
物価は多少上がるが、失業が減るほうがはるかに大事だ。
政策は必要である。」
ケインズの評価(AS曲線の垂直部分にいる場合)
すでに で完全雇用に達している状態だとします。
| 政策前 | 政策後 | |
|---|---|---|
| 均衡国民所得 | 800 | 800 |
| 物価水準 | 1.00 | 1.15 |
古典派とまったく同じ結論です。
完全雇用に達していれば、ケインズ理論でも政策は効きません。
だから「不況のときに政策を打て」と言うのであって、
「いつでも政策を打て」と言っているわけではありません。
どちらが正しいのか
現実の経済がどちらに近いかは、その時点の景気による、というのが実務的な答えです。
2020年代に各国で起きた物価上昇は、
コロナ後の需要回復に供給が追いつかなかった(AS曲線の垂直部分に近づいた)ことが
一因とされます。
設例(令和4年第7問に近い形)
問: 次の記述の正誤を判定せよ。
a 古典派理論では、拡張的な財政政策は国民所得を増加させる。
b ケインズ理論では、AS曲線が垂直の部分では拡張的な政策は物価を上昇させるだけである。
c 古典派理論では、貨幣需要は取引需要と投機的需要から構成されると想定する。
d セイの法則とは、需要はそれ自身に等しい供給を生み出すという考えである。
解答

古典派とケインズの政策効果

AD-AS分析 財政政策の効果(古典派 vs ケインズ派)
試験のポイント
| 原因 |
| 需要側(政府支出の増加、減税、貨幣供給の増加など) |
| 動く曲線 | AD曲線が右シフト |
| 物価 | 上昇 |
| 国民所得 | 増加(AS曲線の右上がり部分の場合) |
物価も国民所得も上がるので、
インフレではあるものの、景気としては良い状態です。
好況に伴うインフレなので「良いインフレ」とよばれることもあります。
② コストプッシュインフレ
コストプッシュインフレは、発生原因が供給側にあり、
AS曲線が左にシフトすることで生じます
(垂直部分が完全雇用国民所得の水準となることは変わりません)。
cost push は「費用が押し上げる」という意味です。
これはたとえば、エネルギーなどの原材料費の上昇により生じます。
| 内容 | |
|---|---|
| 原因 | 供給側(原材料費の上昇、賃金の上昇など) |
| 動く曲線 | AS曲線が左シフト |
| 物価 | 上昇 |
| 国民所得 | 減少 |
物価が上がるのに国民所得は減るという、たちの悪い組合せです。
③ スタグフレーション
**1970年代前半(1973年)の第1次オイルショック、
1970年代末(1979年)に生じた第2次オイルショックは、
不況にもかかわらずインフレが生じるスタグフレーションにみまわれる**ことになりました。
スタグフレーションとは、
「Stagnation(停滞)」と「Inflation(インフレーション)」の合成語で、
経済の停滞(不況)とインフレが同時に起こる現象のことです。
④ なぜスタグフレーションは厄介なのか
通常の景気対策は、次のどちらかです。
ところがスタグフレーションでは、不況とインフレが同時に起きています。
どちらの政策も、片方を悪化させてしまうのです。
AD曲線を動かす政策では対処できません。
本来必要なのは、左にシフトしたAS曲線を右に戻すこと、
つまり原材料費を下げるか生産性を上げることですが、
これは短期の政策では難しいことです。
オイルショック期に各国が苦しんだのは、このためです。
⑤ 2つのインフレを見分ける
| ディマンドプルインフレ | コストプッシュインフレ | |
|---|---|---|
| 原因 | 需要側 | 供給側 |
| 動く曲線 | AD曲線が右シフト | AS曲線が左シフト |
| 物価 | 上昇 | 上昇 |
| 国民所得 | 増加 | 減少 |
| 景気 | 好況 | 不況(スタグフレーション) |
| 具体例 | 財政出動、金融緩和、消費ブーム | 原油高、円安による輸入物価の上昇 |
物価はどちらも上がるので、見分けるのは国民所得の動きです。
⑥ 現実への当てはめ
近年の日本の物価上昇は、
原材料価格の上昇と円安による輸入物価の上昇が大きな要因とされます。
つまりコストプッシュインフレの性格が強いということです。
賃金が上がらないまま物価だけ上がれば、実質賃金率が下がり、家計は苦しくなります。
一方、需要が強くて物価が上がるディマンドプルインフレなら、
所得も増えているので、家計への打撃は小さくなります。
同じ「インフレ」でも中身がまったく違うということが、
ニュースを読むときにも効いてきます。
具体例
2つのインフレを、図の動きと数値で比べましょう。
設定: 完全雇用国民所得 、当初の均衡は 、
ケース1: ディマンドプルインフレ(AD曲線が右シフト)
政府が公共投資を増やし、AD曲線が右にシフトしました。
| 政策前 | 政策後 | |
|---|---|---|
| 国民所得 | 650 | 730 |
| 物価水準 | 1.00 | 1.12 |
| 非自発的失業 | 多い | 減少 |
物価も国民所得も上がりました。
不況から抜け出す過程で起きるインフレなので、
失業が減るという良い面があります。
ケース2: コストプッシュインフレ(AS曲線が左シフト)
原油価格が急騰し、AS曲線が左にシフトしました。
| ショック前 | ショック後 | |
|---|---|---|
| 国民所得 | 650 | 580 |
| 物価水準 | 1.00 | 1.12 |
| 非自発的失業 | 多い | さらに増加 |
物価は上がったのに、国民所得は減りました。
これがスタグフレーションです。
政策で対処しようとすると
対処案1: 拡張的な政策で需要を増やす
AD曲線を右にシフトさせます。
| ショック後 | 政策後 | |
|---|---|---|
| 国民所得 | 580 | 650(回復) |
| 物価水準 | 1.12 | 1.24(さらに上昇) |
不況は和らぎましたが、インフレがさらに悪化しました。
対処案2: 緊縮的な政策で需要を減らす
AD曲線を左にシフトさせます。
| ショック後 | 政策後 | |
|---|---|---|
| 国民所得 | 580 | 510(さらに悪化) |
| 物価水準 | 1.12 | 1.00(もとに戻る) |
インフレは収まりましたが、不況がさらに深刻になりました。
どちらを選んでも、片方が悪化する。
これがスタグフレーションの厄介さです。
根本的な対処
本当に必要なのは、AS曲線を右に戻すことです。
オイルショック後に日本が省エネ技術を磨いて競争力を高めたのは、
この方向の対応でした。
ただし、これらは時間がかかります。
短期の景気対策では対処できないというところに、この問題の難しさがあります。
設例(正誤判定)
問: 次の記述の正誤を判定せよ。
a ディマンドプルインフレは、AS曲線が左にシフトすることで生じる。
b コストプッシュインフレでは、物価が上昇するとともに国民所得が減少する。
c スタグフレーションとは、経済の停滞とインフレが同時に起こる現象である。
d コストプッシュインフレに対しては、拡張的な財政政策が有効である。

ディマンドプルインフレとコストプッシュインフレ

ディマンドプルインフレとコストプッシュインフレ
試験のポイント
プレミアムプラン
¥9,800〜/ 買い切り・自動更新なし(税込)
決済はStripe(世界最高水準・PCI-DSS準拠)で安全に処理されます。カード情報は当サービスに保存されません。
b ○: そのとおりです。ケインズ理論でも垂直部分では政策は効きません。
c ×: 古典派は取引需要のみを想定します。
取引需要と投機的需要の両方を想定するのはケインズです。
d ×: セイの法則は「供給はそれ自身に等しい需要を生み出す」です。
向きが逆になっています。
セイの法則と有効需要の原理を取り違えない
「セイ=供給」と1回覚えてしまえば、あとは逆と考えれば済みます。
a ×: ディマンドプルインフレはAD曲線が右にシフトすることで生じます。
AS曲線が左にシフトするのはコストプッシュインフレです。
b ○: そのとおりです。AS曲線が左にシフトするので、
物価は上がり、国民所得は減ります。
c ○: Stagnation と Inflation の合成語で、定義のとおりです。
d ×: 拡張的な財政政策はAD曲線を右にシフトさせるので、
国民所得は回復しますが物価はさらに上昇します。
インフレを悪化させるので、有効とは言えません。
覚え方
2つのインフレは、「動く曲線」と「国民所得の向き」で見分けます。
「需要が増えるのはうれしい(所得増)、費用が増えるのはつらい(所得減)」
と考えれば、向きを取り違えません。