LM曲線
貨幣市場とIS-LM分析
この節では、貨幣市場の均衡を利子率と国民所得の関係で表したLM曲線を学びます。LM曲線の導出、形状、傾きの決定要因、シフト要因を理解しましょう。
LM曲線の導出
簡単にいうと
LM曲線は「貨幣市場が均衡する利子率と国民所得の組み合わせ」を描いた曲線!右上がりになるのがIS曲線との大きな違い!
LM曲線は、貨幣市場の均衡を表す利子率と国民所得の組み合わせの軌跡。
LMはLiquidity preference(貨幣需要)= Money supply(貨幣供給)の略。
均衡条件: (貨幣需要 = 実質貨幣供給量)
導出手順:
1. 国民所得が増加 → 取引需要が増加
2. 実質貨幣供給量が一定なら、投機的需要を減少させる必要
3. 減少には利子率が上昇する必要
4. よって: ↑ → ↑
この関係を-平面に描くと右上がりの曲線になる。
貨幣供給曲線は利子率に依存せず垂直。貨幣需要曲線は右下がり。両者の交点で均衡利子率が決まる。
具体例
、 のとき:
: (10%)
: (20%)
国民所得が増えると利子率も上がる → 右上がり。

LM曲線と領域
試験のポイント
- ・要は「所得↑→取引需要↑→利子率↑だから、LM曲線は右上がり」
- ・IS曲線(右下がり)との違いを明確に
- ・LM曲線の式を導出する計算問題が頻出
LM曲線の上側/下側の領域
簡単にいうと
LM曲線の上側は「お金が余っている(超過供給)」、下側は「お金が足りない(超過需要)」の領域だよ!
LM曲線上の各点: 貨幣市場が均衡()
LM曲線の上側:
- 利子率が均衡水準より高い
- 投機的需要が小さい(利子率高→債券を買う→貨幣不要)
- 貨幣の超過供給()
LM曲線の下側:
- 利子率が均衡水準より低い
- 投機的需要が大きい
- 貨幣の超過需要()
超過供給 → 債券購入増加 → 債券価格上昇 → 利子率低下 → 均衡へ
超過需要 → 債券売却増加 → 債券価格低下 → 利子率上昇 → 均衡へ
具体例
LM曲線上で が均衡のとき:
(LM上側)→ 投機的需要が減少 → 貨幣超過供給 → 利子率は0.10に戻る方向
試験のポイント
- ・要は「LM上側=貨幣の超過供給、LM下側=貨幣の超過需要」
- ・IS曲線の領域判別と合わせて正確に覚える
- ・超過供給→利子率低下、超過需要→利子率上昇の調整メカニズムも重要
LM曲線の傾きとシフト
簡単にいうと
投機的需要が利子率に敏感なほどLMは緩やかに、鈍感なほど急になる!マネーサプライが増えるとLMは右にシフト!
LM曲線の傾きを決める要因:
貨幣需要の利子率弾力性(投機的需要の利子率感応度):
- 弾力性が大きい → LM曲線は緩やか(フラット)
- 弾力性が小さい → LM曲線は急(スティープ)
- 弾力性が無限大 → LM曲線は水平(流動性のわな)
- 弾力性がゼロ → LM曲線は垂直(古典派のケース)
LM曲線のシフト要因:
- 名目貨幣供給量の増加 → LM曲線が右(下)にシフト
- 物価水準の低下 → 実質貨幣供給量増加 → LM曲線が右にシフト
- 逆に減少や上昇 → LM曲線が左(上)にシフト
具体例
LM曲線: (の場合)
が400→500に増加(買いオペ):
LM曲線が右(下)にシフト。同じに対して利子率が0.1低下。
試験のポイント
- ・要は「投機的需要の利子率弾力性大→LMフラット、増加→LM右シフト」
- ・特に流動性のわな(LM水平)と古典派(LM垂直)の極端なケースは必出
- ・増加と変化によるシフト方向を正確に
まとめ
独学で診断士合格を目指すなら
過去問演習・AI添削・テキストPDFまで
すべて揃ったプレミアムプランで合格を掴む!
予備校代の1/10以下で、独学の不安をまるごと解決
- 📝1次試験 過去問演習(全7科目・年度別)無制限プレミアム限定
- 🤖2次試験 AI添削(事例I〜IV・無制限)最適なフィードバックで実力アッププレミアム限定
- 📄科目別テキストPDFダウンロード。印刷して好きな使い方で学習できるプレミアム限定
- 🔖ブックマーク機能で苦手分野・何度も確認したい部分を管理プレミアム限定
- 📊学習記録・成績管理で自分の進捗を可視化プレミアム限定
プレミアムプラン
¥9,800(税込)
自動更新なし / 1年間有効
決済は Stripe(PCI-DSS準拠)で安全に処理されます。カード情報は当サービスに保存されません。