貸借対照表および損益計算書の作成プロセス
下の動画はこの節の解説ではありません。 解説動画の雰囲気を知っていただくための見本として、「正味現在価値法と内部収益率法の対比」の動画を再生します。
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プレミアムで見る売った代金や貸したお金が、相手の行き詰まりによって取れなくなることを貸倒れといいます。取れないと分かった時点で、その債権を帳簿から落とします。
落とした分は費用になるのですが、どの勘定を使うかは、その債権がいつ生まれたかで変わります。ここがこの節のかなめです。
前の期からあった債権なのか、この期に生まれた債権なのか。それだけで書く科目が変わります。なぜそうなるのかまで分かっていれば、迷う場面はなくなります。
簡単にいうと
前期からある債権なら貸倒引当金を取り崩す。当期に発生した債権なら貸倒損失。この使い分けが要だよ!
前の期からある売上債権については、前期末の決算整理で貸倒引当金が積んであります。ですから実際に取れなくなったときは、売上債権を減らすと同時に、積んであった貸倒引当金を取り崩します(引当金の積み方そのものは第6節「決算整理」で扱います)。
時間の流れで並べると、こうなります。
前期に掛売上 → 前期末に貸倒引当金の設定 → 当期に貸倒れ
この期の売上から生まれた債権には、まだ引当金が積まれていません。取り崩す先がないので、売上債権を減らすと同時に、貸倒損失という費用の勘定を立てます。
前期末 → 当期に掛売上 → 当期に貸倒れ
引当金は決算整理の場面で積まれるものです。年度末に残っている債権を見渡して、これから取れなくなりそうな分を見積もり、先回りして費用にしておく。それが貸倒引当金です。
だとすれば、年度末の時点で存在していた債権には引当金が用意されており、年度末より後に生まれた債権には用意がない。処理が二手に分かれるのは、ただそれだけの理由です。
費用としてもう済ませてあるか、これからなのか。その違いが、勘定科目の違いとして表に出てきます。
具体例
具体的な処理
前期に計上した売掛金100円が貸し倒れた。貸倒引当金の残高は150円あった。
| 借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 貸倒引当金 | 100 | 売掛金 | 100 |
費用の勘定はどこにも出てきません。前の期のうちに貸倒引当金繰入額として費用にしてあるからです。
当期に計上した売掛金100円が貸し倒れた。
| 借方 |
|---|

貸倒れの処理
試験のポイント
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| 貸方 |
|---|
| 金額 |
|---|
| 貸倒損失 | 100 | 売掛金 | 100 |
こちらはこの期に初めて費用が立ちます。
前の期からある債権であっても、見積もりを超える貸倒れが起きて引当金では足りない場合、はみ出した分は貸倒損失にします。
引当金の残高が150円のところへ、前期発生の債権200円が貸し倒れたとすると、
| 借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 貸倒引当金 | 150 | 売掛金 | 200 |
| 貸倒損失 | 50 |
となります。まず引当金を使い切り、残りを費用にするという順番です。
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