ファイナンスⅠ(企業財務論)
下の動画はこの節の解説ではありません。 解説動画の雰囲気を知っていただくための見本として、「正味現在価値法と内部収益率法の対比」の動画を再生します。
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プレミアムで見るファイナンスが目指すのは企業価値の最大化でした。この章では、その目的に向けて会社がどんな判断を下しているのかを見ていきます。
会社の判断はいくらでもありますが、お金の出し入れに関わるものはとりわけ重い。診断士試験が扱うのは、そのうち①どこへ投じるか、②どう集めるか、③もうけをどう分けるかの3つです。
この3つは、第5章までの内容と地続きです。設備投資の経済性計算は①の話でしたし、これから扱うMM理論は②と③に答えるものです。この3つの引き出しを先に用意しておくと、第6章に出てくる論点がどこへ収まるのかが見通せます。
簡単にいうと
どこに投じるか、どう集めるか、もうけをどう分けるか。ファイナンスの問いはこの3つだよ!
どこへお金を置くか、という判断です。置き先は大きく事業と証券に分かれます。
投じるお金をどこから引っぱってくるかという判断です。株主に出してもらう自己資本(株主資本)か、借りて調達する他人資本(負債)か。
ファイナンス理論でここが論点になるのは、どちらから集めたかによって企業価値が変わるのかどうかという問いがあるからです(MM理論で扱います)。
配当政策ともよばれます。最後に残った当期純利益のうち、どれだけを株主へ配り、どれだけを社内に残すかの線引きです。配当を厚くすることが株主の値打ちを動かすのかどうかが争点で、ここでもMM理論が顔を出します。

3つの財務意思決定
試験のポイント
簡単にいうと
投資家からお金を集めて、資産に投じて、稼いだ収益を投資家に返す。この循環がファイナンスの舞台だよ!
会社を真ん中に置いて、お金がどう回っているのかを押さえておきましょう。
投じる先は2種類に分かれます。
| 区分 |
|---|
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| 事業資産 | 機械設備、土地、建物など |
| 金融資産 | 株式、国債、デリバティブ資産など |
この輪を頭に入れておくと、第5章の資本コストが何を指していたのかもはっきりします。資本コストとは、この輪の「集める」の矢印にぶら下がっている費用であり、同時に「配る」の矢印で投資家が受け取るリターンでもあるからです。
そして、この輪をうまく回し続けて企業価値を大きくすることが、ファイナンスの目的にほかなりません。

資本はどう流れているか
試験のポイント
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