管理会計
下の動画はこの節の解説ではありません。 解説動画の雰囲気を知っていただくための見本として、「正味現在価値法と内部収益率法の対比」の動画を再生します。
この節の解説動画はプレミアム限定です。プレミアムなら全科目・全節が見放題!
プレミアムで見る利益差異分析は、次に費用面からの分析、費用差異分析を行います。
売上高差異分析とよく似た形ですが、引き算の向きが逆になる点に注意が必要です。売上は「実際 − 計画」でしたが、費用は「計画 − 実際」です。費用は少ないほうがよいので、計画より実際が少なければ有利差異になるからです。
この向きの違いさえ押さえれば、あとは売上高差異分析とまったく同じ考え方で解けます。
簡単にいうと
費用は「計画−実際」。使わずに済んだら有利差異だよ。売上のときと引き算の向きが逆!
費用差異は、売上高差異と同じように数量差異と価格差異に分けてとらえることができます。
具体例
計算例
計画では1個あたり600円の材料費で1,500個を作る予定でしたが、実際には1個あたり620円で1,600個を作りました。
手順1 数量差異
計画より100個多く作ったので、材料費もその分増えました。費用が増えたので不利差異です。

費用差異分析
試験のポイント
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| 観点 | 売上高差異 | 費用差異 |
|---|---|---|
| 全体の差異 | 実際 − 計画 | 計画 − 実際 |
| 数量差異 | (実際数量 − 計画数量)× 計画価格 | (計画数量 − 実際数量)× 単位当たり計画コスト |
| 価格差異 | (実際価格 − 計画価格)× 実際数量 | (単位当たり計画コスト − 単位当たり実際コスト)× 実際数量 |
| プラスの意味 | 有利差異 | 有利差異 |
どちらも「プラスなら有利差異」になるように式が組まれている、と理解しておくと覚えやすいでしょう。売上は多いほうがよいので「実際 − 計画」、費用は少ないほうがよいので「計画 − 実際」。それだけのことです。
売上高差異と同じく、費用も「単価 × 数量」の長方形として描けます。
をとると、上の帯が価格差異、右の帯が数量差異になります。図の形は売上高差異分析とそっくりです。
なお、費用差異分析は第10章で詳細を学習します。そこでは直接材料費・直接労務費・製造間接費といった原価要素ごとに、より細かく差異を分解していきます。
1個あたり20円高くついたので、こちらも不利差異です。
手順3 合計で確かめる
数量差異△60,000 + 価格差異△32,000 = △92,000。ぴたりと一致します。
検算まで含めて手を動かすのが、差異分析を確実にするコツです。
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