ファイナンスⅡ(証券投資論)
下の動画はこの節の解説ではありません。 解説動画の雰囲気を知っていただくための見本として、「正味現在価値法と内部収益率法の対比」の動画を再生します。
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プレミアムで見る危険資産のリターンを考えるときは、将来入ってくるお金が読めない以上、収益率も読めないところから出発します。
そこでファイナンスでは、将来のキャッシュフローを確率変数として扱い、その分布の期待値をリターンの物差しにします。
計算そのものは中学で習う期待値と変わりません。起こりうる収益率に、それぞれの起こりやすさを掛けて足すだけです。ただしこの数字が、次の節で扱うリスク(分散・標準偏差)の起点になります。すらすら出せるようにしておきましょう。
簡単にいうと
起こりうる収益率に、それぞれの確率を掛けて足す。ただの期待値計算だよ!
起こりうる場面ごとに「その収益率 × その場面が来る確率」を出し、全部足す。そうして求めた平均が期待収益率であり、これをリターンとよびます。
やっていることは、確率論の期待値そのものです。
見落としやすいのは、確率をぜんぶ足すと1になるという点です。足して1に届かないときは、条件の読み落としを疑ってください。
具体例
計算例
A証券に投資するとします。この証券は為替の動きしだいで儲かり方が変わり、その様子は次のとおりです。
| 為替相場 | 確率 | 収益率 |
|---|---|---|
| 円高 | 0.4 | 20% |
| 不変 | 0.4 | 10% |
| 円安 | 0.2 | 5% |
見込まれる収益率は、期待値の要領で出せます。

期待収益率
試験のポイント
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この13%がA証券の期待収益率、すなわちリターンです。
確認:確率の合計は 0.4 + 0.4 + 0.2 = 1.0。大丈夫です。
もっとも、実際に13%ぴったりが返ってくる場面はひとつもありません。上は20%、下は5%まで散らばっています。この散らばり具合をどう測るかが、次のテーマになります。
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