経営分析
下の動画はこの節の解説ではありません。 解説動画の雰囲気を知っていただくための見本として、「正味現在価値法と内部収益率法の対比」の動画を再生します。
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プレミアムで見る流動比率から負債比率まで、ここまで見てきた指標には共通点があります。どれも貸借対照表、つまりある一日の姿だけを材料にしているということです。
これには弱みがあります。流動比率や当座比率は支払う力を測っているはずなのに、その支払いの元手になる稼ぎを見ていません。損益計算書がまったく登場しないのです。
どれだけ資産を抱えていても、毎年の稼ぎで利息を賄えなければ、結局は資産を切り崩していくことになります。この穴を埋めるために用意されているのが、インタレストカバレッジレシオです。
簡単にいうと
1年間の稼ぎで、利息を何回払えるか。1倍を割ったら黄色信号だよ!
インタレストカバレッジレシオは、1年間の稼ぎで利息を何回分払えるかを表します。分子には本業の利益と金融面での稼ぎを、分母には利息の負担を置きます。
高いほど望ましい指標です。ちょうど1.0倍なら、1年の稼ぎと利息の負担が同じ額だということになります。
1.0倍を割り込むとどうなるか。1年働いて稼いだ利益では、利息すら払いきれないという状態です。足りない分は手元の資金を取り崩すか、新たに借りるしかありません。金融機関がこの指標をよく見るのは、そのためです。
具体例
計算例

その他の安全性分析指標
試験のポイント
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貸借対照表だけを材料にする指標には、共通の盲点があります。いま手元にあるものは見えても、これから稼ぐ力は映らないのです。
自己資本比率が高く、資産も分厚い。それでいて毎年赤字を出している会社を思い浮かべてください。貸借対照表の指標はどれも健やかに見えますが、実態はただ蓄えを食いつぶしているだけです。
インタレストカバレッジレシオは、損益計算書の数字を持ち込むことで、この見落としを拾います。
上は事業利益31,500(営業利益27,000+受取利息・配当金4,500)、下は支払利息13,500です。
1年の稼ぎで、利息を2.33回ぶん払える計算になります。1.0倍は超えているものの、余裕があるとは言いがたい水準です。
この会社は流動比率250.00%、自己資本比率40.00%と、貸借対照表の面では健やかに見えました。ところが稼ぎの面から見ると、利息の重さが浮かび上がります。
まさに、一日の姿だけでは見えなかったものが見える例です。安全性はストックとフローの両方から確かめましょう。
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