管理会計
下の動画はこの節の解説ではありません。 解説動画の雰囲気を知っていただくための見本として、「正味現在価値法と内部収益率法の対比」の動画を再生します。
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プレミアムで見る来期の利益を見積もってみたら、目標に届かなかった。そんなとき、手をこまねいているわけにはいきません。あれこれ手を打って、少しでも目標へ近づける必要があります。
では、どの手がいちばん効くのか。それを数字で示すのが感度分析です。
この分野に覚えるべき公式はありません。限界利益の式を、条件ごとに1つずつ書き換えていくだけです。むしろ、どの数字がどこに効いてくるのかを落ち着いて追う訓練だと思ってください。
型をひとつ身につけてしまえば、どんな条件変更が来ても手が止まりません。
簡単にいうと
「もし値上げしたら?」「もし数量が増えたら?」を1つずつ計算してみるのが感度分析だよ!
感度分析とは、置いていた前提がずれたら、結果はどう変わるのかを調べることです。値段、売れる数、1個あたりの変動費、固定費。こうしたものが動いたとき、営業利益がどこへ着地するのかを見ます。
土台になるのは、この式ひとつです。
感度分析では、この式のどれかひとつだけをいじって、営業利益を出し直します。いじれる箇所は4つなので、型も4通りです。
| 動かす変数 | 式のどこが変わるか |
|---|---|
| 販売価格 |
具体例
計算例
D社の来期の見通しは次のとおりです。
| 予想損益計算書 | ||
|---|---|---|
| 売上高 | @50 × 100個 | 5,000円 |
| 変動売上原価 | @26.6 × 100個 | 2,660円 |
| 変動販売費 | @3.4 × 100個 | 340円 |
| 限界利益 | 2,000円 | |
| 固定費 |

感度分析
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| 販売量 | 販売量の項 |
| 1単位当たり変動費 | 変動費の項 |
| 固定費 | 固定費の項 |
一度に動かすのはひとつだけ。これがこの分析の約束事です。2つ3つまとめて動かしてしまうと、どの手が効いたのかが分からなくなり、比べる意味がなくなります。
| 1,496円 |
| 営業利益 | 504円 |
※変動費の単価 = @26.6 + @3.4 = @30
ここから4通りの手を試してみます。
| ケース | 営業利益 | 当初(504円)との差 |
|---|---|---|
| ①販売価格5%値上げ | 754円 | +250円 |
| ②販売量10%増加 | 704円 | +200円 |
| 当初 | 504円 | − |
| ③変動販売費10%増 | 470円 | △34円 |
| ④固定費100円増 | 404円 | △100円 |
同じ「5%」「10%」でも、効き目はまるで違います。この会社では、5%の値上げがいちばん利益を押し上げました。値上げで増えた売上には変動費がついてこないので、まるごと限界利益になるからです。
いっぽう販売量を10%伸ばしても、増えた分だけ変動費も膨らむため、伸びは値上げに届きません。
どの手を打つのがいちばん効くのかを、感覚ではなく数字で示せる。これが感度分析の値打ちです。
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