価格設定の方法
価格戦略
コストプラス法・マークアップ法・需要志向型・競争志向型など、具体的な価格設定の方法とその他の価格政策を学びます。
価格設定の方法とその他の価格政策
簡単にいうと
コストプラス法などの価格設定方法と、心理的価格政策・参照価格などの応用知識を確認しましょう!
価格設定の方法にはコスト志向的価格設定法(コスト・プラス法など)、需要志向的価格設定法(消費者の価格感度や知覚価値に基づく設定)、競争志向的価格設定法(競争状況を価格設定に反映させる手法)があります。
心理的価格政策とは消費者の心理に働きかけて購入を促進させる政策です。端数価格(298円、3,999円など端数を設定した価格)、慣習価格(消費者が慣習的にその価格水準を認めている価格)、名声価格(威光価格:ブランド品の高級感やステータスを保つための高い価格設定)があります。名声価格に関連してプレステージ性(社会的評価の高さ)やプライスライニング(一定の価格の範囲内で価格の小さな相違を気にせず購入する商品をいくつかの価格ラインに整理すること)の概念も重要です。
製品ミックス価格設定戦略として、キャプティブ価格(本体を低価格にし消耗品で利益を得る)や価格バンドリング(複数の製品やサービスを組み合わせて価格設定する)があります。
参照価格とは消費者が価格を判断する際に基準とする価格のことであり、内的参照価格(過去の購買経験から形成された記憶内の価格水準)と外的参照価格(店頭の販売価格や他の同クラス製品の価格など購買時に参照できる外的な指標)があります。
具体例
プリンター本体を安くしインクカートリッジで利益を得るのがキャプティブ価格、ゲーム機とソフトのセット販売が価格バンドリングの例です。
試験のポイント
- ・コスト志向・需要志向・競争志向の3分類、心理的価格政策の3種類(端数価格・慣習価格・名声価格)、参照価格(内的・外的)、キャプティブ価格と価格バンドリングは頻出です
販売促進的価格政策とデジタル時代の価格戦略
簡単にいうと
ロスリーダー政策やEDLP、そしてダイナミック・プライシングやサブスクリプション価格など最新の価格戦略も要チェックです!
流通業者の販売促進的価格政策として、ロスリーダー政策(おとり価格政策:特売用の目玉商品を商品原価を下回るほどの安値に設定して集客を狙う政策)、ハイ・ロープライシング(特売と通常価格を繰り返す政策)、エブリデーローブライス(EDLP)政策(つねに徹底した低価格で販売する政策)があります。
価格カルテルとは、同一のチャネル段階にある競争業者が互いに共同して販売価格を協定することであり、これは独占禁止法違反行為です。
デジタル時代の価格戦略として、ダイナミック・プライシングがあります。これは基本的に需給の変化に応じて価格を柔軟に変更する価格設定法です。時期(時間)やタイミングによって需要が大きく変化する市場環境において活用されます。また、サブスクリプション価格は販売する財の数やサービスの量や回数ではなく一定期間利用したり享受したりする権利を提供し、その資格を有する期間に対して対価を得る契約です。
具体例
航空券やホテルの料金がシーズンや予約タイミングで変動するのはダイナミック・プライシングの典型例です。
試験のポイント
- ・ロスリーダー政策の目的(目玉商品で集客→他の商品も同時購入させる)、EDLPとハイ・ロープライシングの違い、価格カルテルが独占禁止法違反であること、ダイナミック・プライシングとサブスクリプション価格の定義は頻出です
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