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テキスト/企業経営理論/戦略的組織変革

戦略的組織変革

組織行動論

環境変化に対応するために組織を意図的に変革する「戦略的組織変革」の理論を学びます。レヴィンの変革モデルやコッターの8段階プロセスを扱います。

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戦略的組織変革

簡単にいうと

組織を変えるのは簡単じゃない!変革には「抵抗」がつきもの。抵抗の原因と、変革を成功させるためのポイントを押さえましょう。

環境が不連続な変化を起こしたとき、組織は従来の組織能力や戦略を見直し、環境との新たな関係を抜本的に再構築する必要に迫られます。

戦略的組織変革への抵抗の原因としては、①変革には既存の行為を継続する場合に現れないコストが伴うから(埋没コストや既得権益の喪失など)、②組織は変革の必要性を認識することができない可能性があるから(ルーティン化により外部シグナルが排除される傾向)、③たとえ業績が悪化しても既存の行為を継続しようとする強い力が作用するから(心理的コストの上昇)、があります。

変革の必要性の認識にあたっては、まず経営者もしくは経営者グループによって変革(高次学習)を創始する必要性が認識されなければなりません。そのためにはリッチな情報(潜在的多義性が高い情報・経験)を獲得し、また効果的な解釈を行うためのスラック資源(余裕)を保有する必要があります。

変革案の創造には、①情報の多義性を増幅してリッチな解釈をするために関連する多様な領域のバックグラウンドをもつ人々からなる自律的組織単位を編成すること、②フェイス・トゥ・フェイスの対話を通じて暗黙知を組織的に共有すること、③それぞれのメンバーが専門的な意見を主張することを可能にすること、が求められます。

変革の実施・定着にあたっては、トップに求められるのは組織に学習する価値観を根づかせることであり、制度的リーダーシップです。

具体例

組織変革を実施しようとしても、既存の予算や権限を持つグループが自らの利益や権力を守ろうとするため抵抗が起きます。トップマネジメントの強いリーダーシップが不可欠です。

解凍→変革→再凍結の3段階を示すフロー図

レヴィンの組織変革3段階モデル

試験のポイント

  • 変革への抵抗の3つの原因(コスト・認識不能・既存行為の継続力)、リッチな情報とスラック資源の役割、変革の実施における制度的リーダーシップの重要性を覚えましょう
  • 組織学習サイクルの4つの断絶パターン(役割制約的・傍観者的・迷信的・曖昧さのもとでの学習)も出題されます

まとめ

テーマ
ポイント
注意点
内容理論
マズロー・ハーズバーグ・マクレガーが頻出
衛生要因は不満足の解消であり満足ではない
過程理論
期待理論・公平理論・目標設定理論
「どのように」動機づけられるかのプロセス
リーダーシップ
PM理論・SL理論・パスゴール理論
行動類型論→状況適合論の発展を理解
組織文化
共有された価値観・信念・行動規範
逆機能(変革の阻害)も出題される
組織学習
シングルループvsダブルループ
SECIモデルの4つのプロセスも重要
戦略的組織変革
レヴィンの3段階・コッターの8段階
「解凍→変革→再凍結」の流れ

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