過程理論
組織行動論
過程理論は「人はどのようなプロセスで動機づけられるのか」を探る理論群です。ブルームの期待理論、アダムスの公平理論、ロックの目標設定理論などを学びます。
過程理論
簡単にいうと
「どのように(HOW)やる気が起きるか」を扱うのが過程理論。強化説、公平説、期待理論、目標設定理論が代表的です。
過程理論とは、人はどのように(HOWやWHY)動機づけられるのかについての理論です。
①強化説とは、個人の行動は適切な報酬を適宜受け取ることで、その行動はいっそう頻出し、報酬を与えられなかったり罰せられたりすると、その行動は控えられてしまうという理論です。報酬はつねに与える(連続強化)よりも何回かに1度与える(部分強化)ほうが効果が高く、外発的な動機づけ要因を対象にしています。
②公平説とは、個人の動機づけを報酬を他人と比較する過程において生じる主観的な公平感や不公平感に焦点をあてながら説明しようという理論です。自身のインプット(投入)とアウトプット(成果)の比率を他人のそれと比べ、公平であると感じれば満足し、不公平を感じた場合は是正しようとします。
③期待理論とは、報酬を獲得できる主観的確率である期待と、その報酬がもつ魅力の度合いである誘意性との積和が、その活動に対する動機づけの強さを決定するとするものです。ブルームの期待理論では「努力が特定の報酬をもたらす主観的確率(期待)」と「報酬の主観的魅力(誘意性)」の2つの積によって動機づけられるとしています。ローラーの期待理論では「努力すれば業績が向上するという期待」と「業績が望ましい報酬の入手につながるという期待」の2つをともに高い確率で期待できる必要があるとしています。
④目標設定理論とは、目標が動機づけの重要な源になるというものであり、難しい目標であること、その難しい目標を受け入れている(納得している)ことの2つの条件をともに満たす場合に大きく動機づけられ、高い業績につながるとするものです。なお、従業員を自身の目標設定の場に参加させることは、目標が受け入れられる確率は上がりますが、必ずしも高い業績につながるとは限りません。
具体例
ブルームの期待理論では、「頑張れば昇進できる(期待が高い)」かつ「昇進の報酬に魅力がある(誘意性が高い)」ときに動機づけが最大になります。
試験のポイント
- ・強化説(連続強化 vs 部分強化)、公平説(インプット/アウトプットの比率比較)、期待理論(ブルーム=期待×誘意性、ローラー=2段階の期待)、目標設定理論(難しい目標+受容)を整理しましょう
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