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テキスト/企業経営理論/年俸制とその他の報酬制度

年俸制とその他の報酬制度

人的資源管理

年俸制やストックオプション、福利厚生など、基本給以外の報酬制度を学びます。

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年俸制

簡単にいうと

1年単位で賃金額を決める年俸制。成果主義の報酬制度として注目されています。

年俸制とは、1年を単位として年間の賃金額を決定する制度です。賃金額の決定基準としては、前年度の業績の達成度の評価や次年度の役割・期待度などをあげることができます。この年俸制は成果主義的な賃金制度のひとつと考えられます。

年俸制の導入理由としては、個人の業績評価を明確にする(成果主義の徹底)ため、目標管理制度を徹底するため、経営に対する参加意識をもたせるため、従業員のインセンティブの強化のため、賃金総額の上昇を避けるため、管理職の活性化のため、労働者のモラール向上のためといった点があげられます。

賃金額などの決定や業績評価においては、目標管理制度や面接制度の導入、労働者と上司との話し合いを行うことが不可欠となります。

具体例

外資系企業K社では、管理職以上に年俸制を導入しています。前年度の業績評価と次年度の期待役割に基づいて年間報酬額を個別に決定し、12分割で毎月支給しています。

試験のポイント

  • 年俸制は成果主義的な賃金制度であること、目標管理制度や面接制度との組み合わせが不可欠であることが出題ポイントです
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その他の報酬制度(株式インセンティブ・福利厚生)

簡単にいうと

お給料以外にも、株式や福利厚生など従業員への報酬にはさまざまな形があります。

金銭的報酬のうち、株式を使ったインセンティブ制度として従業員持株制度とストックオプション制度があります。従業員持株制度は、従業員が自己の勤務先企業の株式を取得することについて会社が何らかの便宜や経済的援助を与え、これを奨励する制度です。ストックオプション制度は、会社が発行する株式をあらかじめ決められた価格で取得する権利(新株予約権)を付与する制度です。株価が買取価格より高い場合にオプションを行使して利益を得られる仕組みで、優秀な人材の確保や貢献意欲の向上に有効ですが、株価が上昇しなかった場合のモラール低下というデメリットもあります。

福利厚生とは、賃金など基本的労働条件とは別に、企業が従業員やその家族の福祉向上のために行うさまざまな施策のことです。法定福利制度(健康保険・介護保険・厚生年金保険・雇用保険などの社会保険料の事業主負担)と法定外福利制度(住宅補助・医療保険・社宅寮の提供・慶弔見舞金・レクリエーションなど)があります。

具体例

ベンチャー企業L社はストックオプション制度を活用し、上場前の段階から優秀なエンジニアに新株予約権を付与することで、大手企業との人材獲得競争に対抗しています。

試験のポイント

  • 従業員持株制度とストックオプション制度の違いを正確に理解しましょう
  • ストックオプションは「株価が上昇しない場合のモラール低下」というデメリットが頻出です
  • 福利厚生の法定・法定外の区別も重要です

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