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テキスト/企業経営理論/組織のライフサイクルモデル

組織のライフサイクルモデル

組織構造論

組織は誕生から成長・成熟・衰退と段階を経て変化します。グレイナーの成長モデルなど、組織のライフサイクル理論を学びます。

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組織のライフサイクルモデル

簡単にいうと

組織は赤ちゃんから大人になるように4段階で成長します。各段階で「危機」が待ち受けているんです。

組織のライフサイクルモデルとは、組織の成長・規模の拡大に対応して、組織の戦略行動や構造、組織文化、管理システムなどが変化していくパターンを包括的に説明するモデルです。組織の誕生から成長していく過程を次の4つの段階に分割して考察します。

①起業者段階:創始者の創造性や革新性が重視され、管理活動は相対的に軽視される段階です。組織が成長するにしたがって管理すべき量の経営資源を扱うようになり、強力なリーダーによって統合していくことが必要になります。

②共同体段階:組織の内部統合を作り出す段階です。組織が強力なリーダーシップを得ることに成功すると、組織内の活動は事業目標に向けて統合されていきます。しかし、規模が拡大し組織メンバーの数や階層が増えるに従って、強力なリーダーシップだけでは有効に機能しなくなります。そのためリーダーは権限を委譲し、直接トップが指揮するのではなく制御・調整を行える機構を作り出す必要があります。

③公式化段階:職務規則・評価システム・会計制度などさまざまな規則・手続きが導入され、組織が次第に官僚的になっていく段階です。規模の拡大により、複雑さに対応した組織を能率的に管理するために、官僚的な規則・手続き、専門スタッフの導入が必要になります。しかしながら、それが過度に進行すると、官僚制の逆機能が先生します。

④精巧化段階:官僚制の危機に対し、組織は多数の部門に分割され、小規模組織の利点を確保しつつプロジェクトチームなどによって柔軟性を得ようとする段階です。分権化され、権限委譲が認められ、全体として分化と統合のバランスが強調されます。

具体例

スタートアップ企業がカリスマ創業者のもとで急成長し(起業者→共同体段階)、上場後にルールや手続きが整備され(公式化段階)、やがてイノベーションを再び取り戻すためにプロジェクトチーム制を導入する(精巧化段階)という流れです。

組織のライフサイクルモデルを示すS字カーブ図。起業者段階、共同体段階、公式化段階、精巧化段階の4つの段階を経て組織が成長し、各段階の移行期に危機が発生することを示している。

組織のライフサイクルモデル

試験のポイント

  • 4段階(起業者・共同体・公式化・精巧化)とそれぞれの特徴・危機を覚えましょう
  • 組織は規模拡大のために官僚制組織を選択するが、やがて官僚制の逆機能に直面し、組織の活性化を図っていくという流れです

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