仕入方法
第2章 商品仕入・販売(マーチャンダイジング)
仕入方法は、小売業が商品を調達するための手法を体系化したものです。仕入のタイミング・数量・組織的な集約の視点から複数の方式があり、それぞれのメリット・デメリットを理解します。
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仕入方式の分類
簡単にいうと
簡単にいうと、「まとめて大量に買うか、必要な分だけこまめに買うか」「本部が一括で買うか、各店舗が個別に買うか」という組み合わせで仕入方法が決まります。
小売業の仕入方法は複数の視点から分類できます。
数量・タイミングによる分類
| 方式 | 内容 | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|
| 大量仕入 | まとめて大量に発注 | 仕入単価の引き下げ | 在庫リスク増大、保管コスト増 |
| 当用仕入 | 必要な分だけ小ロットで発注 | 在庫リスク低減 | 仕入単価が割高 |
組織による分類
| 方式 | 内容 | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|
| 集中仕入 | 本部が一括して仕入 | スケールメリット、仕入条件の統一 | 各店舗の地域ニーズに対応しにくい |
| 分散仕入 | 各店舗が個別に仕入 | 地域ニーズへの対応力 | 仕入コスト高、品揃えの不統一 |
チェーンストアでは本部集中仕入が一般的であり、バイイングパワー(大量購買による交渉力)を活かして有利な仕入条件を引き出します。一方、生鮮食品など鮮度が重要な商品では、各店舗による分散仕入も併用されます。
また、仕入形態として以下の違いも重要です。
- 買取仕入:仕入れた時点で所有権が小売業に移転(在庫リスクを小売業が負う)
- 委託仕入:メーカーや卸が所有権を持ったまま売場に陳列(売れ残りは返品可)
- 消化仕入:販売された時点で仕入が成立(百貨店で多い)
具体例
コンビニエンスストアは本部集中仕入により全国統一の品揃えを実現しつつ、弁当やおにぎりなどは地域の食品工場から当用仕入で毎日配送するハイブリッド型の仕入を行っています。
試験のポイント
- ・大量仕入vs当用仕入、集中仕入vs分散仕入の組み合わせを整理しましょう
- ・買取仕入・委託仕入・消化仕入の所有権移転タイミングの違いが重要です
- ・消化仕入は「販売時に仕入が成立」するという点が百貨店の特徴です
まとめ
テーマ
ポイント
注意点
仕入方法
数量×組織の4分類、仕入形態の3分類
消化仕入は百貨店特有、所有権の移転タイミングに注意
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