第4章 設備の管理
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プレミアムで見るSLP(Systematic Layout Planning:体系的レイアウト計画)は、リチャード・ミューサーが提唱したレイアウト設計の体系的手法です。P-Q分析から始まり、物の流れ分析、アクティビティ相互関係図表、面積相互関係ダイアグラムを経て、最終的なレイアウト案を作成する5ステップの手順を学びます。
簡単にいうと
簡単にいうと、SLPは「工場のレイアウトを論理的に決めるための5段階の手順書」です。まず何をどれだけ作るかを分析し、最後にレイアウト案を作ります。
SLPは以下の5つのステップで進めます。
ステップ1:P-Q分析
製品(Product)と生産量(Quantity)の関係を分析し、レイアウト方式の方向性を決めます。横軸に製品を生産量の大きい順に並べ、縦軸に生産量をプロットします。
ステップ2:物の流れ分析
工程分析を応用して、製品が各工程間をどのように流れるかを分析します。フロムツーチャート(From-To Chart)などを使って工程間の物流量を把握します。
ステップ3:アクティビティ相互関係図表
各部門・作業域間の近接性の必要度をA(絶対必要)・E(特に重要)・I(重要)・O(普通)・U(不要)・X(望ましくない)の6段階で評価し、表にまとめます。
ステップ4:面積相互関係ダイアグラム
ステップ3の結果に、各部門の必要面積を加味して、近接性と面積を反映したダイアグラムを作成します。
ステップ5:レイアウト案の作成と評価
複数のレイアウト代替案を作成し、制約条件や評価基準に基づいて最適案を選定します。
SLPの分析に必要な5つの入力要素(PQRST)は以下のとおりです。
| 記号 | 英語 | 日本語 | 内容 |
|---|---|---|---|
| P | Product | 製品 | 生産する製品の種類・仕様 |
| Q | Quantity | 数量 | 各製品の生産量 |
| R | Route | 工程経路 | 製品が通る工程の順序 |
| S | Supporting service | 補助サービス |
製品の多品種度に応じて使い分ける3つの分析手法があります。P-Q分析で製品をA/B/Cグループに分けた後、各グループに適した手法を選択します。
| 手法 | 対象 | 特徴 |
|---|---|---|
| 単純工程分析 | Aグループ(少品種多量) | 1つの製品の工程を工程図記号で順に記述 |
| 多品種工程分析(加工経路分析図) | Bグループ(中品種中量) | 複数品種の工程経路を1つの図にまとめて比較 |
| フロムツーチャート(流出流入図表) | Cグループ(多品種少量) | 工程間の移動量をマトリクス表で集計。対角線の上側が正流(順方向の流れ)、下側が逆流(逆方向の流れ)を示す |
具体例
ある工場でP-Q分析を行ったところ、製品Aは月産1万個(大量)、製品B-Dは月産500-1000個(中量)、製品E-Zは月産数十個(少量)でした。製品Aは専用ラインの製品別レイアウト、B-Dはセル生産、E-Zは機能別レイアウトで対応するという方針が導かれました。
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