事業承継
第2章 中小企業白書2024年版第1部 令和5年度(2023年度)の中小企業の動向
中小企業の経営課題として「事業承継」問題は依然として深刻です。後継者不在率は減少傾向にあるものの、2023年時点でも5割以上の企業に後継者がいません。承継の際に問題となる事項を整理しておきましょう。
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後継者不在率と事業承継の課題
簡単にいうと
後継者不在率は2018年以降は減少傾向だが、2023年時点でまだ54.5%!承継の課題1位は「後継者の経営能力」、2位は「相続税・贈与税の問題」。
事業承継に関する現状と課題は以下のとおりです。
① 中小企業における後継者不在率の推移(年代別)
中小企業では2018年以降、減少傾向にある。しかし、2023年時点でも54.5%となっており、半数近くの企業で後継者が不在となっている。
経営者の年代別に見ると、年代が上がっていくとともに後継者不在率は低くなっている(高齢の経営者ほど後継者が決まっている)。
年代別の後継者不在率(2023年):
- 60代:39.7%
- 70代:29.5%
- 80代以上:23.1%
② 後継者決定企業における事業承継の際に問題になりそうなこと
| 課題 | 割合 |
|---|---|
| 後継者の経営能力(最多) | 28.0% |
| 相続税・贈与税の問題 | 22.9% |
| 後継者による株式・事業用資産の買い取り | 22.5% |
| 取引先の関係の維持 | 18.5% |
| 技術・ノウハウの承継 | 15.6% |
| 特になし | 33.0% |
事業承継において、後継者の経営能力の向上支援と、税制上の課題(相続税・贈与税)への対応が重要な政策課題となっている。
試験のポイント
- ・後継者不在率:2018年以降減少傾向、2023年時点で54.5%
- ・年代が上がるほど後継者不在率は低い(高齢者ほど後継者が決まっている)
- ・事業承継の課題1位:「後継者の経営能力」(28.0%)
- ・事業承継の課題2位:「相続税・贈与税の問題」(22.9%)
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