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財務・会計令和6年度第12問 設問1

令和6年度 第12問 設問1 解説

問題文

次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。 当社は、当期の実績に基づいて次期の利益計画を策定している。当期の実績デー タは以下の資料のとおりである。 【資料】 売上高 @1,000 円× 30,000 個= 30,000,000 円 変動製造原価 @550 円× 30,000 個= 16,500,000 円 変動販売費 @50 円× 30,000 個= 1,500,000 円 固定製造原価 6,000,000 円 固定販売費及び一般管理費 3,000,000 円 損益分岐点売上高として、最も適切なものはどれか。なお、計算の結果が割り 切れない場合には、小数第1位を四捨五入すること。

ア13,333,333 円
イ15,000,000 円
ウ22,500,000 円正解
エ27,000,000 円

解説

損益分岐点売上高は「固定費÷限界利益率」で求める。資料より変動費合計は変動製造原価16,500,000円と変動販売費1,500,000円の合計18,000,000円で、売上高30,000,000円に対する変動費率は0.6、したがって限界利益率は1-0.6=0.4となる。固定費は固定製造原価6,000,000円と固定販売費及び一般管理費3,000,000円の合計9,000,000円である。よって損益分岐点売上高は9,000,000円÷0.4=22,500,000円となり、ウが正解である。 イの15,000,000円は、固定費9,000,000円を誤って変動費率0.6で割ってしまった場合の値であり、限界利益率と変動費率を取り違えた典型的な誤りである。アやエも固定費や変動費の一部のみを使うなど計算過程を誤った場合に生じる数値であり、正しい定義に基づいていない。 この論点では「損益分岐点売上高=固定費÷限界利益率」という公式を確実に覚え、変動費率(1-限界利益率)と混同しないことが重要である。計算の際は必ず変動費率を先に求め、1から引いて限界利益率を出す手順を徹底すると計算ミスを防げる。

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