コールドスタンバイ
こーるどすたんばい
ひとことで言うと
障害時に停止中の待機システムを起動して切り替える冗長化方式で、コストは低いが復旧時間がかかる方式。
解説
待機系のシステムを通常時は停止状態にしておき、障害発生時に起動して本番環境に切り替える冗長化方式。ホットスタンバイと比較して待機時のコストが低い反面、切り替えに時間がかかりサービスの中断時間が長くなる。比較的ダウンタイムが許容されるシステムで採用される。
くわしく解説
コールドスタンバイは、システムの冗長化(バックアップ)方式の一つであり、待機系のシステムを通常時は電源オフの停止状態に置いておく方法である。本番系(現用系)に障害が発生した場合、待機系を起動してシステムを切り替えるため、復旧までに数十分から数時間かかることがある。そのため、サービスの中断時間(ダウンタイム)が長くなる点がデメリットである。一方で、待機系のシステムを停止しているため、電力消費や保守コストが低く抑えられるメリットがある。対比される概念として、常時稼働させ即時切り替えができる「ホットスタンバイ」と、同期はするが即時切り替えはできない「ウォームスタンバイ」がある。ダウンタイムが比較的許容されるバッチ処理系システムや、コスト制約の大きい中小企業のシステムで採用されることが多い。
具体例で考えよう
月次バッチ処理専用のサーバをコールドスタンバイで運用し、障害発生時に待機サーバを起動して処理を再開する方式を採用している企業では、数時間のダウンタイムが許容範囲として設計されている。
試験対策ポイント
ホットスタンバイ・ウォームスタンバイ・コールドスタンバイの3方式を切り替え時間とコストの観点で比較整理すること。試験ではそれぞれの特徴の組み合わせ問題が頻出。