IPO
あいぴーおー
ひとことで言うと
未上場企業が証券取引所に株式を新規公開し一般投資家へ株式を公開すること。
解説
Initial Public Offeringの略で、未上場企業が証券取引所に株式を新規に上場し、一般投資家に株式を公開することをいう。企業は資金調達力の向上や知名度の向上を図ることができるが、情報開示義務や上場維持コストなどの負担も生じる。
くわしく解説
IPO(新規株式公開)とは、未上場企業が証券取引所に株式を新規上場し、広く一般投資家に株式を公開することをいう。企業にとっては、①株式市場からの資金調達力の向上、②知名度・信用力の向上、③既存株主(創業者・VC等)の投資回収(イグジット)機会の確保などのメリットがある。一方、デメリットとして、①継続的な情報開示義務(有価証券報告書等)の発生、②上場維持コストの負担、③株主構成の分散による経営の機動性低下、④敵対的買収リスクの増大などが挙げられる。上場審査では、業績の安定性・内部管理体制・コーポレートガバナンス等が厳格に審査される。新興企業にとって重要な資金調達・成長戦略の選択肢である。
具体例で考えよう
創業10年のスタートアップ企業が事業拡大のために東京証券取引所グロース市場へ上場し、公募増資によって10億円を調達するとともに創業者の持株価値が顕在化するケースがIPOの典型例。
試験対策ポイント
IPOのメリット(資金調達・知名度向上・イグジット)とデメリット(情報開示義務・買収リスク)の両面が問われる。MBO・M&Aとの比較問題も出題される。有価証券報告書の提出義務も確認すること。