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ロスリーダー政策

ろすりーだーせいさく

ひとことで言うと

特定商品を意図的に低価格で販売し、集客した顧客に他商品を購入させて全体収益を確保する価格戦略。

解説

特定の商品を原価以下または極めて低い利益率で販売し、集客効果によって他の商品の販売増加と全体の利益確保を図る価格戦略。スーパーマーケットの特売品等が典型例である。ただし、不当廉売として独占禁止法に抵触する可能性があるため注意が必要である。

くわしく解説

ロスリーダー政策(おとり価格政策とも言う)とは、特定の商品を原価以下または極めて低い利益率で設定し、その価格の魅力で来店客数を増やし、他の通常価格帯の商品を一緒に購入させることで全体の利益を確保する価格設定戦略である。スーパーマーケットの週替わり特売品、家電量販店の目玉商品などが代表例である。消費者に「あの店は安い」という低価格イメージを植えつけるストア・イメージ効果もある。ただし、法的リスクとして、不当廉売(独占禁止法の不公正な取引方法)に該当する可能性があり、競合他社への不当な打撃を与えると公正取引委員会から問題視される。意図的な赤字販売が継続的・広範囲に行われる場合は規制対象となる。

具体例で考えよう

スーパーで卵を特売価格(原価割れ)で打ち出し、「卵が安いなら他の食材もここで買おう」と来店した客が野菜・肉・惣菜など通常価格の商品を多く購入する。このトータルで利益を確保するのがロスリーダー政策の仕組みである。

試験対策ポイント

ロスリーダーは「集客→他商品購入」の構造を理解すること。独占禁止法(不当廉売)との関連は試験で問われやすい。心理的価格設定(端数価格・名声価格等)との違いや、プライスライニング等の他の価格戦略との比較も整理する。

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