組織文化
そしきぶんか
ひとことで言うと
組織メンバーに共有された価値観・信念・行動様式の総体で、戦略実行やイノベーションに深く影響する。
解説
組織のメンバーに共有された価値観、信念、行動様式、暗黙の前提等の総体。シャインは組織文化を人工物、標榜されている価値観、基本的仮定の3層で説明した。組織文化は戦略の実行やイノベーションの促進に大きな影響を与え、経営変革においてはその変容が重要な課題となる。
くわしく解説
組織文化とは、組織内のメンバーが共有する価値観、信念、行動規範、暗黙の前提などの総体であり、目に見えないながらも組織行動を強力に規定する。エドガー・シャインはこれを三層構造で説明した。最外層は建物・儀式・服装等の「人工物」、中間層は公言される「標榜された価値観」、最深層は意識されにくい「基本的仮定」である。組織文化は戦略の実行力を高める一方、変革の障壁にもなりうる。経営変革においては、既存文化の変容が不可欠であり、リーダーシップによる新たな価値観の発信や象徴的な行動が重要となる。また、組織文化の強さ(共有度・浸透度)が高いほど統制コストを下げる反面、同質化による硬直性リスクも生まれる。
具体例で考えよう
創業者が「お客様第一」という理念を掲げ続けた結果、何十年も経った後も現場スタッフが自発的に顧客対応を工夫する企業文化が形成されるケースが典型例である。
試験対策ポイント
シャインの三層モデル(人工物・標榜された価値観・基本的仮定)は頻出。組織文化の「強さ」と変革への障壁の関係、ハービの文化変革論との関連も整理しておく。