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生産形態の分類を図解でわかりやすく(受注生産・見込生産・個別・ロット・連続)

「注文のタイミング」と「品種と生産量」の2つの軸で生産方式を分類する。

注文のタイミングによる受注生産・見込生産と、品種と生産量による個別生産・ロット生産・連続生産の分類を示した図解
生産形態の分類の図解

生産形態は、いくつかの切り口で分類できます。代表的なのが、「いつ生産を始めるか(注文のタイミング)」による分類と、「どれだけの品種をどれだけの量つくるか(品種と生産量)」による分類です。この2つの軸を組み合わせて、自社の生産がどのタイプかを捉えます。

受注生産と見込生産

受注生産は、顧客から注文を受けてから生産を始める方式です。顧客の仕様に合わせて作るため在庫を持たずに済み過剰在庫が出にくい一方、注文後に作るため納期は長くなりがちです。見込生産は、需要を予測してあらかじめ生産・在庫し、注文に応じて販売する方式です。短納期で対応できる一方、需要予測が外れると売れ残りや欠品のリスクを負います。

個別生産・ロット生産・連続生産

品種の多さと生産量による分類です。個別生産は、注文ごとに1個ずつ作る多品種少量の方式で、造船や建設などが典型です。ロット生産は、一定のまとまり(ロット)単位でまとめて作る中品種中量の方式で、個別生産と連続生産の中間にあたり、段取替え(生産する品種を切り替える作業)の効率化が課題になります。連続生産は、同じ製品を大量に流し続ける少品種多量の方式で、化学や食品などが典型です。

効率と柔軟性のトレードオフ

一般に、多品種少量の個別生産は、いろいろな製品に対応できる柔軟性が高い反面、生産効率は低くなります。逆に、少品種多量の連続生産は、専用の設備で効率よく大量に作れる反面、扱える製品の柔軟性は低くなります。ロット生産はその中間で、多くの製造業が採用しています。

2つの軸の組み合わせと工夫

2つの軸は組み合わせて捉えます。受注生産は多品種少量(個別生産)と、見込生産は少品種多量(連続生産)と結びつきやすい関係にあります。近年は、多品種少量でありながら効率も高めたいという要請が強く、これに応える工夫として、一人または少人数で製品を組み立てるセル生産方式や、似た加工の部品をまとめて扱うグループテクノロジー(GT)などが用いられます。

◎ 試験対策のポイント

  • ▶注文のタイミング:受注生産(注文後に生産・在庫なし・納期長)/見込生産(予測生産・在庫あり・短納期)。
  • ▶品種と量:個別生産(多品種少量)→ロット生産(中品種中量)→連続生産(少品種多量)。
  • ▶受注生産は個別生産と、見込生産は連続生産と結びつきやすい。
  • ▶多品種少量で効率を高める工夫=セル生産方式・グループテクノロジー(GT)。

よくある質問

Q. 受注生産と見込生産の最大の違いは何ですか?

A. 生産を始めるタイミングです。受注生産は注文を受けてから作るため在庫を持たず、顧客仕様に対応できますが納期は長くなります。見込生産は需要を予測して先に作って在庫するため短納期で対応できますが、売れ残りや欠品のリスクを負います。

Q. ロット生産の課題は何ですか?

A. 段取替え(生産する品種を切り替える際の準備作業)の効率です。ロットを小さくすれば多品種に柔軟に対応できますが段取替えの回数が増え、ロットを大きくすれば効率は上がりますが在庫が増えます。この段取時間の短縮(シングル段取など)が生産性向上の鍵になります。

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用語の詳しい解説は用語集で確認できます。

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