ロット生産
ろっとせいさん
ひとことで言うと
一定数量(ロット)単位でまとめて生産する方式で、段取替え削減と仕掛在庫増加のトレードオフがある。
解説
一定数量(ロット)をまとめて生産する方式。段取替えの回数を減らすことで効率化を図るが、仕掛在庫が増加するトレードオフがある。ロットサイズの最適化が生産効率と在庫コストのバランスにおいて重要となる。
くわしく解説
ロット生産は、同一製品を一定のまとまった数量(ロット)単位で生産する方式で、連続生産と個別生産の中間に位置する生産形態です。同一品目をまとめて生産することで段取替え(段取り替え)の頻度を下げ、設備の効率的な活用が可能になります。一方、まとめて生産する分だけ仕掛在庫が増加し、後工程への引き渡しまでの待ち時間(リードタイム)が長くなるというデメリットがあります。ロットサイズが大きいほど段取替えコストは下がりますが在庫コストは上昇するため、EOQ(経済的発注量)の考え方を応用して最適なロットサイズを決定することが重要です。多品種製品を製造するメーカーでは、品目ごとにロットサイズを設定した生産計画が一般的に採用されています。
具体例で考えよう
食品工場でAソース・Bソース・Cソースを製造する場合、Aを500個生産→段取替え→Bを300個生産→段取替え→Cを400個生産という順序でロットごとに切り替える。段取替え時間を減らすためロットを大きくすると、その分完成品在庫が増加する。
試験対策ポイント
連続生産・個別生産との3分類の比較が頻出。ロットサイズ大→段取替え減・在庫増、ロットサイズ小→段取替え増・在庫減のトレードオフを押さえること。EOQとの関連、ロット生産でのリードタイム延長も重要ポイント。