見込生産
みこみせいさん
ひとことで言うと
需要予測に基づき事前に製品を生産・在庫しておく生産形態で、即納対応が可能。
解説
需要予測に基づいてあらかじめ製品を生産し、在庫として保有する生産形態。即納が可能で顧客満足度が高いが、需要予測が外れると過剰在庫や欠品が発生するリスクがある。日用品や食品など標準化された製品の大量生産に適している。
くわしく解説
見込生産(Make to Stock:MTS)は、過去の販売実績や市場調査による需要予測をもとに、顧客からの注文が来る前に製品を生産・在庫しておく生産形態です。在庫から即座に出荷できるため、顧客の納期要求に迅速に対応できる点が最大の強みです。日用品・食品・家電製品・衣料品など、標準化された製品の大量生産に広く採用されています。しかし需要予測が外れた場合のリスクが大きく、過剰在庫では保管コスト・陳腐化コストが発生し、欠品では機会損失が生じます。受注生産(MTO)との対比で整理することが重要で、「在庫リスクあり・短納期」が見込生産の特徴です。近年はSCM(サプライチェーンマネジメント)の観点から、見込生産と受注生産のハイブリッドであるBTO(受注組立)も注目されています。
具体例で考えよう
飲料メーカーが夏季の需要増加を予測し、春先からペットボトル飲料を大量生産して倉庫に在庫を積み上げておく。猛暑で予測を上回る需要が発生しても即座に出荷対応できるが、冷夏になると在庫過多となるリスクがある。
試験対策ポイント
受注生産との対比が最頻出。見込生産=「在庫あり・短納期・需要予測リスクあり」、受注生産=「在庫なし・長納期・在庫リスクなし」と整理。BTOやMTOなどの略称も確認しておくこと。