令和6年度(2024年度)経営情報システム
全23問の解説
第1問
タッチパネルの原理や機能に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切な ものを下記の解答群から選べ。 a 静電容量方式は、指先で触れた部分で赤外線が遮られる中断点を捉えて位置を 検出する。 b 静電容量方式は、機器の画面の複数点を指先で同時に触れて操作できる。 c 赤外線方式は、指先で触れた部分の表面電荷の変化を捉えて位置を検出する。 d 赤外線方式は、機器の画面の複数点を指先で同時に触れて操作できる。
正解:ウ
第2問
文字コードに関する記述とその用語の組み合わせとして、最も適切なものを下記 の解答群から選べ。 a 7ビットの文字コードであり、英数字、制御文字および一部の記号を含む128 種類のコードを表現できる。 b UNIX系OSのために開発された符号化方式であり、日本語の符号化方式の名 称には“-JP”が付く。 c 世界の主要な文字を表現できる文字集合であり、ISO/IEC 10646によって定 義される文字集合と互換性を保つ対応が図られている。
正解:ア
第3問
オブジェクト指向プログラミングに関する記述として、最も適切なものはどれ か。 a 多相性は、プログラムの実行時に変数に値が代入されると、その値に基づいて データの型が自動的に決定される仕組みである。 いんぺい b インスタンス化は、オブジェクトの属性と機能を外部から隠蔽する仕組みであ る。 c 継承は、下位クラスが上位クラスの属性と機能を引き継ぐ仕組みである。 d カプセル化は、上位クラスで定義された機能を下位クラスの役割に応じて再定 義する仕組みである。
正解:オ
第4問
Webページやアプリケーションの作成に当たっては、色覚を考慮した画面設計 が求められる。 次の文章の空欄A~Dに入る用語の組み合わせとして、最も適切なものを下記の 解答群から選べ。 ディスプレイに表示される色(カラー)は、R(Red)、G(Green)、B(Blue)の3 色の混合の割合で表現される。このR、G、Bの3色のことを A の3原色 という。 A の 3 原色は、混ぜれば混ぜるほど明度が高くなるので B 混色と呼ばれている。24ビットカラーの場合、 C を表現でき、 全部で約1,677万色を表現できる。 図の色と背景色の明度に差がある組み合わせや反対色同士の組み合わせは D が高いが、反対色同士でも明度が近いと D が低くなる。
正解:ウ
第5問
情報システムの利用のしやすさに関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適 切なものを下記の解答群から選べ。 a ユーザビリティとは、ユーザがシステムを操作するために使用する手段と方法 の総称である。 b UX(User Experience)とは、ユーザがシステム・製品・サービスを利用する 際に、効果的に、効率的に、満足して利用できるかの度合いのことである。 c U(I User Interface)とは、システム・製品・サービスの利用前、利用中および 利用後に生じるユーザの知覚および反応のことである。 d ウェブアクセシビリティとは、高齢者や障がい者など、心身の機能に関する制 約や利用環境などに関係なく、すべての人がウェブで提供される情報や機能を支 障なく利用できることである。
正解:オ
第6問
クラウドコンピューティングの実装形態に関する記述として、最も適切なものは どれか。
正解:イ
第8問
以下に示す、ある小売店における販売データ「取引記録」から、販売店別の商品ご との販売個数を集計した「店舗別商品販売個数」を作成することを考える。 取引記録 取引ID 商品ID 販売店ID 販売個数 T0001 Y A 2 T0002 Y A 1 T0003 X A 3 T0004 Y B 3 T0005 Y A 1 T0006 X B 2 T0007 X B 3 T0008 Z A 1 T0009 X A 1 … … … … 店舗別商品販売個数 商品ID 販売店A 販売店B X 622 274 Y 817 351 Z 151 72 FF11JJII22002244..iinndddd 88 22002244//0077//2233 1177::1100::1133 以下のSQL文の空欄①~③に入る語句の組み合わせとして、最も適切なものを 下記の解答群から選べ。 【SQL文】 SELECT 商品ID, ( ① 'A' ② 0 ) 販売店A, SUM CASE WHEN THEN ELSE END AS ( ① 'B' ② 0 ) 販売店B SUM CASE WHEN THEN ELSE END AS FROM 取引記録 GROUP BY ③ ORDER BY ③ ;
正解:オ
第9問
通信プロトコルに関する記述として、最も適切なものはどれか。
正解:ウ
第11問
クラウドサービスを利用する際、セキュリティやコンプライアンスなどの責任範 囲を、クラウドサービスを提供する事業者とクラウドサービスの利用者の間で明確 に分担するという考え方を「責任共有モデル」と呼ぶ。クラウドサービス事業者とク ラウドサービス利用者の間の責任分界に関する記述として、最も適切なものはどれ か。
正解:エ
第12問
ビジネスモデルキャンバスに関する記述として、最も適切なものはどれか。
正解:ウ
第13問
キャッシュレス決済の技術や仕組みに関する記述の正誤の組み合わせとして、最 も適切なものを下記の解答群から選べ。 a ICチップ付きクレジットカードには、カード番号・氏名・有効期限などの基 本情報の他にPIN(暗証番号)が保存されている。 b 3Dセキュアとは、インターネット上でクレジットカード決済を安全に行うた めの本人認証サービスのことである。 c クレジットカードによるタッチ決済とは、クレジットカードのICチップに保 存された情報を決済端末で読み取る非接触型決済のことである。 d QRコード決済において店舗提示型(MPM)とは、決済に際し、支払者がQR コードを表示して店舗側の処理端末に読み取らせる方式のことである。
正解:ア
第14問
アジャイル開発手法の1つにスクラムがある。スクラムの特徴に関する記述とし て、最も適切なものはどれか。
正解:ウ
第15問
システム障害やサイバー犯罪などに備えてデータをバックアップしておくことは 重要である。バックアップに関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なも のを下記の解答群から選べ。 a クラウドバックアップとは、クラウド上にあるデータをオンプレミスのスト レージにバックアップすることである。 b ロールバックとは、データベースシステムなどに障害が発生した時に、更新前 のトランザクションログを使ってトランザクション実行前の状態に復元する処理 である。 c イメージバックアップとは、画像や動画などのイメージデータを圧縮せずに バックアップすることである。 d ウォームサイトとは、障害発生時に、バックアップされたデータやプログラム を活用してシステムを復元し業務を再開できるように、バックアップする予備の サイトのことである。
正解:オ
第16問
システム開発やソフトウェア開発において、工数やコストの面から開発規模を見 積もることは重要である。以下の記述のうち、最も適切なものはどれか。
正解:エ
第17問
近年パスワードレス認証が普及してきた。パスワードレス認証の方法に関する記 述として、最も適切なものはどれか。
正解:イ
第18問
サイバー攻撃の手口はますます多様化し、巧妙になっている。ゼロデイ攻撃に関 する記述として、最も適切なものはどれか。
正解:オ
第20問
ある会社では、本店とA支店の間を通信回線で結んでいる。A支店は重要な支店 であるため、バックアップ回線として別の通信会社の通信回線を新たに契約するこ とにした。 バックアップ回線新設後の通信回線の信頼度を表す計算式として、最も適切なも のはどれか。ただし、旧来の通信回線の信頼度をa(0≦a≦1)、新しく契約する 通信回線の信頼度をb(0≦b≦1)とする。
正解:ウ
第21問
A社では、BAC(完成時総予算)が1,000万円の情報システム開発プロジェクト が進行中である。プロジェクト期間のちょうど半分が経過した時点での進捗を把握 したところ、AC(コスト実績値)が600万円、PV(出来高計画値)が500万円、EV (出来高実績値)が400万円であった。 このままのコスト効率でプロジェクトが進んでいくと、プロジェクトが完了した 時にどれくらいのコストがかかると予想できるか。最も適切なものを選べ。
正解:オ
第22問
以下に示す表1 は、2000 年以降における中小企業の経営者年齢の相対度数分布 である。また、表2 は、表1 を基にして作成された累積相対度数分布である。経営 者年齢分布の最頻値(モード)や中央値(メディアン、中位数)に関する記述として、 最も適切なものを下記の解答群から選べ。 表1 相対度数分布 年 年齢 2000 年 2005 年 2010 年 2015 年 2020 年 15 ~19 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 20 ~24 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 25 ~29 0.4% 0.3% 0.2% 0.2% 0.1% 30 ~34 1.4% 1.4% 1.2% 1.0% 0.5% 35 ~39 3.6% 3.4% 4.0% 3.3% 2.0% 40 ~44 6.6% 6.3% 6.8% 7.7% 5.2% 45 ~49 11.5% 9.1% 9.4% 10.1% 10.0% 50 ~54 20.3% 13.6% 11.3% 11.8% 11.9% 55 ~59 19.1% 22.2% 15.2% 13.1% 13.8% 60 ~64 15.8% 18.1% 21.8% 15.6% 15.0% 65 ~69 11.1% 12.4% 14.3% 18.1% 14.7% 70 ~74 6.0% 7.6% 8.6% 10.2% 14.6% 75 ~79 2.6% 3.6% 4.6% 5.4% 7.1% 80 ~ 1.4% 1.9% 2.6% 3.5% 5.1% 出典:中小企業庁 2022 年版「中小企業白書」全文 本文掲 載図表(Excel 版) (注)「2020 年」については、2020 年9 月時点のデータを集計 している。
正解:イ
第23問
ある二値分類問題に対する2つの予測モデルAとBに対して、1,000件のデータ を用いて性能評価を行ったところ、以下の混同行列が得られた。 モデルA モデルB 予測:陽性 予測:陰性 予測:陽性 予測:陰性 実際:陽性 75 25 実際:陽性 15 45 実際:陰性 25 875 実際:陰性 5 935 モデルAとBの性能評価に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なも のを下記の解答群から選べ。 ただし、正解率、適合率、再現率は、以下のように定義される。 ・正解率:全体の件数のうち、陽性と陰性を正しく予測した割合 ・適合率:陽性と予測した件数のうち、実際も陽性である割合 ・再現率:実際に陽性である件数のうち、陽性と予測した割合 a モデルAの正解率は、モデルBの正解率と等しい。 b モデルAの適合率は、モデルBの適合率よりも大きい。 c モデルAの再現率は、モデルBの再現率よりも大きい。
正解:ウ
第24問
生成AIに見られる現象の1つにハルシネーションがある。ハルシネーションに 関する記述として、最も適切なものはどれか。
正解:イ
第10問 設問1
近年、デジタルトランスフォーメーション(DX)推進の取り組みが中小企業にも 拡大している。DX推進に関する下記の設問に答えよ。 (設問1) DX認定制度は、DX 推進の準備が整っていると認められた企業を国が認定す る制度であり、デジタル技術による社会変革に対して経営者に求められる事項を 取りまとめた「デジタルガバナンス・コード」に対応している。 経済産業省および情報処理推進機構(IPA)による「DX 認定制度 申請要項(申請 のガイダンス)」(第2版)では、下記に示す〈デジタルガバナンス・コードの項目〉 とDX 認定制度の申請項目の対応関係が説明されている。 〈デジタルガバナンス・コードの項目〉 1.経営ビジョン・ビジネスモデル 2.戦略 2.1.組織づくり・人材・企業文化に関する方策 2.2.ITシステム・デジタル技術活用環境の整備に関する方策 3.成果と重要な成果指標 4.ガバナンスシステム 上記の「2.1.組織づくり・人材・企業文化に関する方策」に対応するDX認 定制度の申請項目として、最も適切なものはどれか。 【設問1】
正解:オ
第10問 設問2
近年、デジタルトランスフォーメーション(DX)推進の取り組みが中小企業にも 拡大している。DX 推進に関する下記の設問に答えよ。 情報処理推進機構(IPA)が公開している「中小規模製造業者の製造分野におけ るデジタルトランスフォーメーション(DX)推進のためのガイド」では、中小規模 製造業が先進的にDX に取り組んでいる事例を基に、これからDX に取り組む 企業に向けて、その必要性や進め方がまとめられている。 このガイドに記載されている内容に関する記述の正誤の組み合わせとして、最 も適切なものを下記の解答群から選べ。 a スマートサービスは、AI やIoT などのデジタル技術を使い、顧客に高い体 験価値を与えるサービスのことで、モノの使用状況に基づいてメンテナンスな どを行うサービスのほか、モノづくりのノウハウを提供・サポートするサービ スも含まれる。 b スマートファクトリーは、生産設備をデジタル化し、ネットワーク上でデー タをやりとりすることで効率化している工場のことである。 c 製造分野のDX は、顧客価値を高めるため、製造分野で利用されている製造 装置や製造工程の監視・制御(OT:運用技術)などのデジタル化を軸に、IT と の連携により製品やサービス、ビジネスモデルの変革を実現することと定義さ れている。 d 中小規模製造業におけるDX においては、収益増に直結するスマートプロダ クトへの取り組みから行うことが推奨されている。
正解:ア