セル生産
せるせいさん
ひとことで言うと
少人数がU字型セル内で製品の組立を最初から最後まで担当する生産方式で、多品種少量生産に適する。
解説
一人または少人数の作業者がU字型等のセル(作業区画)内で製品の組立を最初から最後まで担当する生産方式。多品種少量生産に適しており、ライン生産と比較して生産量の変動に柔軟に対応できる。作業者の多能工化が前提となる。
くわしく解説
セル生産方式は、ベルトコンベアを使った流れ作業(ライン生産)に代わる生産方式として普及した方式である。1人または少数の作業者が、U字型や円形などに配置された作業区画(セル)内で、製品の組立工程の全部または大部分を一貫して担当する。最大の特徴は生産量の変動に対する柔軟性の高さであり、需要が増えればセル数を増やし、減れば減らすことで対応できる。またライン生産と異なり、最も遅い工程(ネック工程)によって全体速度が制約される問題が緩和される。一方、多能工化(複数工程をこなせる作業者育成)が前提条件となるため、教育・訓練コストがかかる。1人完結セルと分割セルの2タイプがある。試験ではライン生産との比較、多能工化との関係、多品種少量生産への適合性が頻出論点である。
具体例で考えよう
スマートフォン組立工場で、作業者1人がU字型の作業台で基板取付けから最終検査まで全工程を担当するセル生産を導入し、機種切替えに素早く対応できる柔軟な生産体制を構築した。
試験対策ポイント
ライン生産(コンベア式)との比較が最頻出。多能工化が前提である点、生産量変動への柔軟性が高い点を押さえる。U字型レイアウトとの関連も出題される。1人完結型と分割型の違いも確認する。