安全在庫
あんぜんざいこ
ひとことで言うと
需要変動や納入遅れなどの不確実性に備えて保有する、欠品防止のための余分な在庫。
解説
需要の変動や納入リードタイムの遅れなど不確実性に対応するために保有する余分な在庫。欠品を防止する目的で設定され、サービス率(品切れ許容率)と需要の標準偏差から算出される。安全在庫を多く持つほど欠品リスクは低下するが、在庫保管コストが増加する。
くわしく解説
安全在庫とは、需要量の変動や仕入先からの納入リードタイムのばらつきなど、予測できない不確実性に対応するために意図的に保有する緩衝在庫である。安全在庫量は、許容する欠品率(サービス率)に対応する安全係数と、需要の標準偏差、リードタイムの平方根を用いて算出される。安全在庫を多く設定するほど欠品リスクは低下してサービス水準は向上するが、在庫保管コスト・資金拘束・廃棄リスクが増大するというトレードオフが存在する。発注点方式においては「発注点=リードタイム中の平均需要量+安全在庫」という形で組み込まれる。在庫管理の基本概念として試験でも頻繁に出題される重要項目である。
具体例で考えよう
ある部品の1日の需要が平均100個で標準偏差が20個、リードタイムが4日の場合、安全係数1.65(サービス率95%)を用いると安全在庫は約66個と算出され、欠品を防ぐためにこの分を余分に持つことになる。
試験対策ポイント
安全在庫の計算式(安全係数×需要標準偏差×√リードタイム)は頻出。発注点との組み合わせも問われる。在庫コストとのトレードオフという概念も押さえること。