MTTR
えむてぃーてぃーあーる
ひとことで言うと
設備が故障してから修復完了までの平均時間を示す、保全性の評価指標。
解説
Mean Time To Repairの略で、平均修復時間を意味する。設備が故障してから修復が完了するまでの平均時間を示す指標である。MTTRが小さいほど保全性が高く、迅速な復旧が可能であることを意味する。
くわしく解説
MTTR(Mean Time To Repair)とは、設備が故障した時点から修理・復旧が完了して再稼働できる状態になるまでの平均時間を示す指標である。MTTRが小さいほど故障時の復旧が速く、設備の保全性(メンテナビリティ)が高いことを意味する。MTTRを短縮するためには、保全員の技能向上、予備部品の適切な在庫管理、保全作業の標準化・マニュアル化、設備の保全性設計(故障箇所への容易なアクセス)などが有効である。MTBFとともにアベイラビリティ(可用性)の計算に用いられる重要な指標であり、TPM(全員参加の生産保全)活動における設備管理の基本指標の一つである。
具体例で考えよう
ある工作機械が故障した場合に、故障発見から部品交換・調整・再稼働確認までの一連の作業に平均2時間かかる場合、このMTTRは2時間となる。これを1時間に短縮できれば、アベイラビリティが向上する。
試験対策ポイント
MTBFと混同しないこと。MTTRは「修復にかかる時間(短いほど良い)」、MTBFは「故障間隔の時間(長いほど良い)」という方向性の違いを必ず整理すること。アベイラビリティの計算式への代入も頻出。