GMROI
じーえむあーるおーあい
ひとことで言うと
在庫投資に対して粗利益をどれだけ回収できるかを示す小売業の在庫効率指標。
解説
Gross Margin Return on Inventoryの略で、商品投下資本粗利益率とも呼ばれる。粗利益額÷平均在庫高(原価)×100で算出され、在庫投資に対する粗利益の回収効率を示す。交差比率と類似した概念であり、商品の収益性と在庫効率を統合的に評価する指標である。
くわしく解説
GMROI(Gross Margin Return On Inventory)は「粗利益額÷平均在庫高(原価ベース)×100」で算出され、1円の在庫投資に対してどれだけの粗利益が生まれているかを示す指標である。例えばGMROIが200%であれば、100円の在庫投資から200円の粗利益が生まれていることを意味する。GMROIは交差比率(粗利益率×商品回転率)と本質的に同じ概念であるが、在庫を売価ベースでなく原価ベースで評価する点が異なる場合がある。小売業では粗利益率の高い商品でも在庫回転が遅ければGMROIは低くなる一方、薄利多売でも回転率が極めて高ければGMROIは向上する。商品ミックスの最適化や仕入れ計画の立案に活用される実践的な管理指標である。
具体例で考えよう
高級バッグ(原価50万円、粗利益率40%)と日用品(原価1,000円、粗利益率20%)を比較すると、日用品は1年間に500回転するためGMROIは非常に高くなる一方、高級バッグが年間1回転しかしなければGMROIは低くなる。
試験対策ポイント
GMROI=粗利益額÷平均在庫高(原価)の計算式を確実に覚える。交差比率(粗利益率×商品回転率)との類似性と違いも整理する。在庫は「原価ベース」で評価する点が出題ポイントになりやすい。