保証
ほしょう
ひとことで言うと
主債務者が債務を履行しない場合に保証人が代わりに履行する義務を負う、書面が必要な従たる契約。
解説
主たる債務者がその債務を履行しない場合に、保証人が代わりに履行する責任を負う契約である。保証契約は書面または電磁的記録でしなければ効力を生じない要式契約である。保証人には催告の抗弁権と検索の抗弁権が認められるが、連帯保証人にはこれらの権利がない。
くわしく解説
保証とは、主たる債務者がその債務を履行しない場合に、保証人が主債務者に代わって債務を履行する責任を負う契約である。保証契約は主たる債務に従たる付従性を持ち、主たる債務が無効であれば保証債務も無効となる。また、主たる債務が移転すれば保証債務も移転する随伴性も有する。保証契約は書面または電磁的記録によらなければ効力を生じない要式契約である(口頭のみでは無効)。通常の保証人には3つの抗弁権が認められる。第一に催告の抗弁権(まず主債務者に請求せよと主張できる権利)、第二に検索の抗弁権(主債務者に弁済できる資力があり強制執行が容易であることを主張できる権利)、第三に分別の利益(保証人が複数の場合は各自の負担部分についてのみ責任を負う)である。これらの権利は連帯保証人には認められない。
具体例で考えよう
Aが銀行から1000万円を借り入れる際、友人Bが保証人となった場合、Aが返済できなくなったときにBが肩代わりする義務を負う。ただしBは「まずAに請求してください」と催告の抗弁権を主張できる。
試験対策ポイント
保証と連帯保証の違い(催告・検索の抗弁権・分別の利益の有無)は最頻出。保証契約の要式性(書面必要)も重要。付従性・随伴性などの法的性質も確認しておく。