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企業物価指数

きぎょうぶっかしすう

ひとことで言うと

企業間取引財の価格変動を日本銀行が測定する指数で、消費者物価に先行して変動する川上の物価指標。

解説

企業間で取引される財の価格変動を測定する指標で、日本銀行が作成・公表する。消費者物価指数とともに物価動向を把握するための重要な指標である。川上の物価変動を示すため、消費者物価に先行して変動する傾向がある。

くわしく解説

企業物価指数(CGPI: Corporate Goods Price Index)は、企業間で取引される財の価格変動を測定する物価指数であり、日本銀行が作成・公表する。かつては「卸売物価指数」と呼ばれていたが、2003年に現在の名称に変更された。この指数は国内企業物価指数・輸出物価指数・輸入物価指数から構成されており、原材料・中間財・最終財の企業間取引価格の動向を反映する。消費者物価指数(CPI)が小売段階の価格を測定するのに対し、企業物価指数は流通の川上段階の価格を捉えるため、インフレの先行指標として用いられる。為替レートや原油価格の変動が輸出入物価を通じて国内企業物価に波及する経路の分析にも活用される。

具体例で考えよう

原油価格が国際的に急騰した場合、まず輸入物価指数が上昇し、次いで国内の企業物価指数が上昇する。この動きは数ヶ月後に消費者物価指数の上昇として家計に波及するため、企業物価指数は消費者物価の先行指標となる。

試験対策ポイント

作成主体が「日本銀行」である点(消費者物価指数は総務省)が頻出の区別ポイント。川上物価として消費者物価に「先行」する性質と、旧称「卸売物価指数」からの名称変更も押さえること。

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