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完全競争企業

かんぜんきょうそうきぎょう

ひとことで言うと

完全競争市場でプライステイカーとして行動し、価格=限界費用で利潤最大化する企業。

解説

完全競争市場において活動する企業のこと。プライステイカーとして市場価格を所与として行動し、価格=限界費用となる点で利潤を最大化する。短期的には超過利潤を得ることもあるが、長期的には利潤がゼロとなる。

くわしく解説

完全競争市場には、多数の売り手と買い手、同質的な財、完全情報、自由な参入・退出という4条件がある。この市場に参加する個々の企業を完全競争企業と呼び、自らの生産量が市場価格に影響を与えられないプライステイカー(価格受容者)として行動する。利潤最大化条件は価格=限界費用(P=MC)であり、これが供給曲線の根拠となる。短期では価格が平均可変費用を上回れば操業を続け(P>AVC)、平均費用を上回れば超過利潤が発生する。長期均衡では新規参入によって超過利潤がゼロになり、価格=平均費用(P=AC)となる。また長期均衡では価格=限界費用=平均費用の最低点となり、最も効率的な生産が実現する。これらの条件は独占企業との比較のベースラインとなる。

具体例で考えよう

農産物の市場で数千の農家が同じコシヒカリを販売している場合、各農家は市場価格をそのまま受け入れて、その価格で自分の利潤が最大になる生産量を決定する。

試験対策ポイント

P=MC(利潤最大化)、長期ではP=AC(超過利潤ゼロ)、操業停止条件P<AVC が三大頻出論点。独占企業(P>MC)との対比も必須。

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