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機会費用

きかいひよう

ひとことで言うと

ある選択をした際に諦めた次善の選択肢から得られたはずの便益のことで、経済的意思決定の基礎概念。

解説

ある選択をしたことによって失われた、次善の選択肢から得られたであろう便益のこと。明示的な費用だけでなく暗黙の費用も含む概念である。経済学における意思決定の基本概念であり、比較優位の理論の基礎にもなる。

くわしく解説

機会費用とは、ある行動や選択をしたことによって犠牲にした、他の最良の選択肢から得られたであろう価値(便益)のことである。会計上の費用(明示的費用)だけでなく、他の選択をしていれば得られたはずの便益(暗黙の費用)も含む点が特徴である。経済学における意思決定はすべて機会費用を考慮して行われるべきとされる。機会費用の概念は、比較優位の理論(国際貿易論)、生産可能性フロンティア、資源配分の効率性分析など多くの経済理論の基礎をなしている。たとえば、自己所有の土地に工場を建てる場合、その土地を他者に賃貸した場合の賃料収入が機会費用となる。また、大学進学の機会費用には授業料だけでなく、進学しなければ得られた賃金収入も含まれる。

具体例で考えよう

会社員が起業を決断した場合、事業の費用は設備投資や人件費だけではない。会社員として働き続けていれば得られたであろう給与収入も機会費用として考慮する必要がある。

試験対策ポイント

「明示的費用+暗黙の費用(逸失利益)」が機会費用という定義を押さえること。比較優位との関連でも問われる。「埋没費用(サンクコスト)は意思決定に無関係」との対比も重要。

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